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健康科学大学『産前産後ケアセンター《ママの里》』

健康科学大学『産前産後ケアセンター《ママの里》』

6月22日(金)
健康科学大学『産前産後ケアセンター《ママの里》』

 

 

子育て中のみなさん、こんな経験ありませんか?

「初めての妊娠、定期的な健診はあるけど、それ以外に助産師さんと話す機会が少なくて不安だった。」

「楽しみにしていた我が子の誕生。病院での生活はよかったけどお家に帰った途端、2人きりの生活。
 誰に相談していいかわからなくて、不安に押しつぶされそうだった。」

「産後、周りは赤ちゃんの心配ばかり...
私(ママ)のことを気にかけてくれる人がいなくてさみしかった。」

などなど、、、

誰でも何人目でも妊娠・出産・育児は、不安でいっぱい。
周りはあんなに楽しそうに見えるのに私だけ?

一瞬でもそう思った人、いらっしゃいませんか?

 

 

産前産後、産婦人科等の病院にかかる方がほとんどだと思いますが、

産んで退院してしまったらその後は、母と子の生活がどっぷりやってきて、

気軽におっぱいのことや赤ちゃんのこと、

ママのことを相談できる時間や場所がぐっと少なくなってしまいます。

もちろん、地域の保健師さんや助産師さんに気軽に相談できる環境であればとってもいいですよね!!

パパやおばあちゃん、おじいちゃんなど身近な人に相談という方法もあります。

しかし必ずといっていいほど、ママと赤ちゃんが2人きりになる時間があります。

そんな時に限って、うまくおっぱいが飲めない、泣き止まない、オムツから漏れて着替えばっかりしてる...

と、いろんなことが重なったりするんですよね。

産後のママは、心と体が急激に母になろうと変化してる時期。

だからこそ、ナイーブで敏感な時期でもあるのではないでしょうか?

そんな時、24時間体制で助産師さんがいていつでも相談できる時間・場所があれば、

ママの心と体は和らいで、赤ちゃんとの時間も安心して過ごせそうですよね★

 

 

今回は、そういった産前産後のお母さんをサポートする施設、

山梨県笛吹市石和町にある、

健康科学大学『産前産後ケアセンター《ママの里》』にお邪魔しまして、

どういった場所で、どんな風に利用できるのかお話を伺ってきました★

施設看板

北杜市からは、

国道20号を東京方面へ石和町付近までずっと進み、道沿いにブックオフや牛角がある《広瀬》の交差点を左折。

700mほど進んだ右手側にあります。目印は、緑色の看板。親子の可愛いマークがお出迎えしてくれます(*^-^*)

外観 外観

駐車場も広く、車の運転が不安な方でも入りやすそうでした(^^)

建物

駐車場の奥に建物があり、雨の日でも玄関に車を付けて濡れないで入れるような工夫もされていました。

受付

中に入ると、真正面にカウンターがありスタッフさんがここで温かく迎えてくださいます。

施設の説明やママの里のお話を聞かせてくださる榊原センター長さんが待っていてくださいました。

榊原センター長

榊原センター長さん自身も多くの親子と長年触れ合ってこられた助産師さんです。

その他にもこちらにはスタッフとして助産師さんや保育士さんが常駐されており、

親子を24時間体制で見守り、サポートしているそうです。

この施設は、県と市町村が共同体を作って、切れ目のない支援をしよう!と平成28年1月にオープンされました。

時代の変化により、昔と違って必ずおじいちゃんおばあちゃんが家にいるわけでもなく、

地域の関わりもどんどん減って、身近で育児を支えてくれる環境が少なくなってきてしまい、

気軽に相談することもできず、ふさぎ込んで[産後のうつ]状態になってしまうケースが増加しているようです。

産後ケアは基本的に生後4か月までの赤ちゃんとママが対象となっています。

 

どうして生後4か月までかというと、、、

●産後当面は小さな子を連れて歩き回ることも少ない=外にでない・家でこもりがち

●授乳のペースや生活リズムも整いにくい時期=ママの心身の悩みがどっと増える

●産後ママのホルモンバランスが崩れている=ママの精神状態もナイーブに

このような条件が重なり不安がどんどん大きくなってしまい

『子育てがうまくいかない』『疲れちゃった』『私にはできない』と気落ちしやすい時期だからといわれています。

 

出産後約1週間頃、病院から自宅に帰り、リアルな育児生活が始まります。

見たことも、聞いたこともない、知らない世界へ母子だけで飛び出していく,

この時期に切れ目が発生しやすいようです。

ママの里では、

●宿泊型のケア●

●日帰り型ケア●

●母乳ケア相談●

●育児相談●

●健康教室●

●24時間の電話相談●  

などがおこなわれています。

施設の案内と共に一つ一つご紹介させていただきます。

お部屋の様子 お部屋の様子

1階にはケアルームや相談室が設けられており、

母乳や育児、ママの体のことなど個別に相談でき、心身のケアを受けることができます。

病院や産院で単発的におこなわれている母乳ケアなどは、約1時間という時間の区切りがあったりして

なかなか赤ちゃんとのタイミングが合わなかったり、1回・2回と経過を見てもらいたい場合にはそぐわなかったりします。

ここでは、日帰り型ケアとして母乳についてはもちろんのこと、ママのボディケアや育児相談・技術の習得も踏まえて

センターに約6時間ほど滞在してゆっくりケアを受けることができるようです。

急な生活の変化の中で、ちょっと息を抜いてみたいという形でもぜひご利用くださいということでした。

 

母乳ケアは土日関係なく、里帰りの方でも対応してくださるそうなので安心できますね(*^^*)

利用対象や料金、時間帯、ご予約の方法などは、直接お問い合わせください☆

 

もう一つお部屋をご紹介いただきました。このお部屋では電話相談が行なわれています。

電話相談口

~365日24時間対応の《電話相談》~

不安や心配は急に訪れます。土日夜間など相談先がない時間帯もあって一人で悩みがちに...

そんな時は、こちらに相談してみてはいかがでしょうか?

お母さん以外にも、ご家族の方でもご利用ができるということです。

山梨県産前産後電話相談 055-269-8110

 

 

多目的スペース 共有スペース

同じく1階に、多目的スペースと食堂があります。

多目的スペースでは、定期的に健康教室が開催されています。

ベビーマッサージ、マタニティクラス、ママパパクラス、ストレッチクラスなど、

妊婦さん、出産を控えるママパパさん、産後赤ちゃんと一緒に参加できる教室となっています。

お住いの地域関係なく、申し込みをすれば気軽に参加できるそうなので

ママの里HPのイベント情報をご確認の上、お問い合わせしてみてくださいね!

取材にお邪魔した日も、マタニティクラスに参加されている方がいましたよ♪

助産師さんと妊婦さん

出産目前、助産師さんからスリングの使い方を教わって産後に備えてらっしゃるようでした(*^^*)

病院だとゆっくりじっくり話ができないことも、ここで教わったり相談ができるのは心強い!!

他にも妊娠中から心身共にサポートをして、ママや家族が安心して赤ちゃんを迎えられるようなプログラムもあるそうです。

 

 

各教室後、お天気が良い日はお外で足湯を利用できるってご存知でしたか??(≧▽≦)

お庭 お庭で足湯の様子

芝生のお庭が目の前に広がる中、

石和温泉の源泉で身体をぽかぽか、疲れた体を癒してくれます。

妊婦に足湯なんて、最高!!ですね(´艸`*)

産前産後は、体を冷やしちゃいけないと会う人会う人に言われた気がします(笑)

足元からじっくり温められると、ほんとに身体がいいあんばいでゆるんでいく...♪

源泉の足湯狙いで、教室にくる方もいるのかな?と思えるほど、目ぼしいです!!

 

お庭には遊具もあり、上のお子さん連れでのご利用時ものびのびと遊ぶことができそうですよっ★

自家菜園 育てた野菜の張り紙

一部畑になっており、ここでとれた新鮮なお野菜は、食事の際に並ぶそうです。

1階は、外からの光が窓から射し込んで明るく優しく包まれているような雰囲気でした(*^^*)

 

続いては2階。

エントランス

2階は、宿泊型で滞在される方が利用されるスペースです。

宿泊型ケアは、オーダーメードプログラムといって、

お母さん1人1人に寄り添いながら、ここでの過ごし方を決めていく方法です。

授乳や沐浴を教えてもらったり、時には赤ちゃんを預けて

食事や入浴、睡眠をゆっくりお母さんにとってもらう、味わってもらう。

赤ちゃん一人一人のリズムも違えば、お母さんの悩みも様々ですもんね。

助産師さんが、話を聞いたり、様子をみてくださって滞在中の過ごし方を模索し、

育児に少しずつ慣れて、家庭に戻れるようにスタッフのみなさんが、

24時間体制で親子をサポート、ケアしてくださいます。

 

お部屋の中も見学させていただきました。

助産師さんが常駐しているホールから各部屋へとつながっています。

説明を受けるスタッフ お部屋の名前

お部屋の名前は、果実王国山梨にちなんで

もも・ぶどう・なしなど果物で揃えられていました(´▽`)

和室2部屋・洋室4部屋の全6部屋

兄弟連れや双子ちゃんの利用時には広めのお部屋のご用意もあるそうです。

室内の様子 室内の様子

各部屋には、トイレと洗面が一つずつついています。

トイレの様子

壁紙も可愛くお部屋も清潔感があり、赤ちゃんと安心して過ごすことができそうです(^^)

ゆったりの浴槽

浴室は共有で1つ。その他シャワー室もありました。

お風呂は、ホテルの個室露天風呂のような広々とした空間。

こちらも温泉が利用されていて、ゆっくりお母さんの疲れをとってもらえるように工夫されています。

センター長さんは、

「ここでは、家と違った特別感を感じてもらえるように広めの浴槽にしていたり、ジャグジーを付けたりしています。
 お風呂に入っている間だけでもお母さんには、自分の心と身体をゆっくり癒してほしいので。」

と、おっしゃられてあたたかい心遣いを感じさせてくださいました。

お話スペース

大きな窓際、ソファが置いてあるこのスペースは、

宿泊されるお母さん同士の交流・情報交換の場となっているそうです。

同じくらいのお子さんを持つお母さんだと、

悩みを共有したり、励まし合ったり、喜びも分かち合ったりと

『1人じゃない』って感じられますよね、きっと。

 

以上が産前産後ケアセンターの施設の様子です(*^^*)

いかがでしたか?どういった施設か少しでも伝わったでしょうか?

ぜひ、自分の目で見てみたい!とい方は、見学もできるそうです!

センターへ直接お問い合わせくださいね(*^-^*)

 

今回見学に行かせていただき、より産前産後のケアの大切さを感じることができました。

いざという時に頼りにできるところがある、時間を気にせず気軽に相談できる先がある事を知っている安心感は、

子育ての不安を少しでも軽減させてくれる気がします。

「私なんかが行ってもいいのかな?」と

躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。

そんな時、周りの方の声かけでそっとママの背中を押してあげることもできるのではないでしょうか?

 

産前産後ケアセンターのみなさま、貴重なお時間・お話を聞かせていただき、

ありがとうございました。

 

 

産前産後ケアセンターは、利用されるプログラムごとに利用対象者や料金などが異なります。

●宿泊型ケア●

県内在住で産後4か月までの母子対象

育児に不安や負担を感じている方、産後慣れない育児に疲れ切ってしましった。

こういった理由で利用を希望される方は、まず、各市町村までご相談ください。

※北杜市の場合は、地域の担当保健師又は利用者支援専門員、ネウボラ推進課までご相談ください。

宿泊料金は、1泊2食6100円(昼食別途900円)

(基本料金は33,900円のところ山梨県とお住いの市町村から補助されて、上記の金額となっています。)

ママの里HPにてご確認又は、ネウボラ推進課へお問い合わせください。

 

●日帰り型ケア●

・日帰り産後ケア ・個別ケア
・健康教室 については、ママの里HPにて詳細をお確かめくださいね(*^^*)

 

健康科学大学
産前産後ケアセンター《ママの里》
http://www.kenkoudai.ac.jp/sangocare/

電話:055-268-3575
住所:山梨県笛吹市石和町窪中島587-112

 

 

 

ブログ内で気になった情報などありましたら、

お気軽に下記までご連絡くださいっ(^^♪

ネウボラ推進課 tel:0551‐42‐1401

ママ記者ブログ担当*ひらいで*

 

 

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