増富ラジウム温泉峡

-環境省指定 国民保養温泉地-

■増富(ますとみ)は北杜市須玉町の北端に位置する地区です。この地区は秩父多摩甲斐国立公園の西端に位置し、瑞牆山(みずがきやま)金峰山(きんぷうさん)への登山の入り口になっています。日帰りのハイキングや山小屋に泊まっての登山など、初級者から中級者までが楽しめます。
■黒森の奥にある信州峠を通って増富から川上村へ抜けるルートは古くから山梨と長野を結ぶ交通の重要地点で、戦国時代の武将、武田信玄に所縁のある地でもあります。増富温泉は、信玄が増富で金を掘らせていた時に発見された温泉で、傷病兵を治療するのに利用されたことから信玄の隠し湯として知られています。また、増富には、武田氏が甲州金を鋳るために数千人の人夫を送り込み採掘させたといわれる金山跡があり、当時この地は金山千軒(かなやませんげん)と呼ばれるほどにぎやかな村だったそうです。今でも金山平という地名が残っています。
増富ラジウム温泉郷 画像
onsenkyo 増富ラジウム温泉郷温泉街 画像
国民保養温泉地「増富温泉」
■増富温泉は、全国で89ヶ所ある(平成12年5月調べ)環境省の国民保養温泉地に指定されています。国民保養温泉地とは、温泉の効能が顕著である、湧出量が豊富であること、付近一帯の景観が佳良であること、環境衛生的条件が良好であることなどの条件が満たされた、療養、保養、休養に適した健全な温泉地を意味します。山梨県内では、増富温泉の他に、下部温泉が指定されています。
■大正時代にラジウムの医学的効能が知られると増富ラジウム温泉峡として知られるようになりました。当時は高浜虚子や飯田蛇笏(いいだだこつ)らの文士達も馬に揺られて増富に足を運び、長逗留したそうです。湯治場として知られている増富温泉は神経痛、肝臓障害、リウマチ、胃腸病などに効くと言われています。近年は町立の温泉保養地すたま自然健康村増富の湯やキャンプ場も整備され、多くの観光客を集めています。 ラジウムとは?キューりー夫妻が発見したことで知られるラジウムはウランと同じ放射性のある固体金属ですが、天然ラジウムで1602年をかけて気体のラドン(ラジウム・エマチオンとも言う)に変化します。地下水が放射性鉱石の近くを通って湧いて出てくるのがラジウム温泉(または泉)です。『増富の湯』のラドン含有量は0.23マッヘ/kgと判明し、飲用、呼吸、入浴により皮膚や胃から入り込みおよそ一時間で体内から消え去ります。その時の作用効果により細胞を活性化させ自然治癒力を高め、リウマチや悪性腫瘍に効果があると言われます。
■温泉峡に沿って流れる本谷川の渓谷ではイワナやヤマメ釣りも楽しめ、春の新緑、そして秋には本谷川渓谷や通仙峡の紅葉狩りもおすすめです。子供から大人まで自然とふれあうことを楽しめる観光地です。 ■おすすめドライブコース:増富からはクリスタルライン(全線舗装済み)を利用して北の清里と野辺山、東の昇仙峡へのドライブ観光も楽しめます。クリスタルラインは冬季通行止めになりますので北杜市役所観光課へお問合せください。

問合せ先・アクセス案内

  • 増富観光協会 ホームページ 電話0551-45-0600 (冬季1~3月までお休みです)
  • 北杜市役所観光課 電話0551-42-1351
アクセス情報
車の場合 中央自動車道須玉ICから国道141号・県道韮崎-増富線経由で40分。東京近郊から3時間ほど。
鉄道の場合 JR中央本線韮崎(ニラサキ)駅下車、山梨交通バス「増富温泉」行き乗り換え終着停留所の「増富温泉」下車
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