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4D赤岳

ベテランなら日帰りも県界尾根から八ヶ岳主峰ヘ

About

県界尾根を通って山頂へ

標高2,899m、八ヶ岳連峰の最高峰であり、主峰 として知られるのが赤岳です。
その山頂からは富士山をはじめ、大菩薩連峰や奥秩父の山々、南アルプス、北アルプス連峰など数々の名山を望むことができます。
その展望は『日本百名山』で知られる作家 深田久弥をして「本州中部で この頂上から見落とされる山は殆どない」と言 わしめたほど。
その分道はやや険しく、上級者向けの山でもあります。十分な経験ある人といっしょに登ってください。

大門沢林道入り口をスタート地点とするのが県界尾根コース。
県界尾根は大門沢を挟んで真教寺尾根と平行に赤岳山頂から南東に延びる長大な尾根です。
赤岳は1泊する登山計画を立てる場合も多いですが、このコースは日帰り登山も可能です。
ただし、ルートは険しいので、経験豊富な人と一緒に登ってください。

登山口から県界尾根取り付き点まではコンクリート舗装されたなだらかな林道が続きます。
次第に傾斜を増していき、小天狗と呼ばれるスポットまで針葉樹林帯の急な上り道をひたすら登ります。
小天狗を少し進めば展望が開けた稜線に。ここは平坦な休憩スポットで、赤岳から権現岳へ至る主稜線を望む絶好のビューポイントです。
この先はなだらかな尾根道が続き、ゆるりと高度を上げていきます。登っていった先には天狗の席z府が置かれた苔に覆われた露岩が出てきます。
ここが大天狗です。ここから少し下って草地を通過すると、一気に傾斜がキツくなります。森林限界も近いエリアです。

大天狗の先が核心部で、垂直の岩壁などが行く手をはばむ険しい道が始まります。
この岩壁打ち付けられている鉄製のステップを頼りに、慎重に足をかけながら約10m横移動して、その先の露岩から垂れている鎖を目指します。
鎖を10m直登して、さらに梯子を登ると一旦岩場を抜けてホッと一息。少し進むと梯子と鎖が連続する難所が再度現れます。
約50mと長いですが、踏ん張りどころです。

最後の難所は赤岳山頂までまっすぐに突き上げる岩尾根。
傾斜のキツい岩場を延々と続くクサリを頼りに登っていきます。
緊張が続きますが、遮るものがないこの辺りの景色は見事です。きっと勇気をもらえるでしょう。

岩尾根を登り詰めて核心部を抜けたら、右側に見える山小屋に下りる道を見送って山頂を目指しましょう。
数か所、梯子と鎖が出てきますが、通ってきた険しい道に比べれば怖くはありません。
山頂はすぐそこです。

Course Data コースデータ

コースタイム
合計:約9時間登り 約5時間20分 下り 約3時間40分
登山口・山頂の標高差
1,289m
グレード
4D
登山適期
6~10月上旬
積雪期
11月中旬~4月中旬
残雪期
4~5月上旬
マイカー
中央自動車道長坂ICから県道28号線を北上。
清里駅まで道なりに進み、県道 11号線に合流し美し森を通過してサンメドウズ清里スキー場駐車場へ(無料1200台)ICから約35分
公共交通機関
JR小海線清里駅下車、ピクニックバスで「サンメドウズ清里スキー場」下車(約15分)

Course Map コースマップ/行程

ベテランなら日帰りも県界尾根から八ヶ岳主峰ヘ-コースマップ

ベテランなら日帰りも県界尾根から八ヶ岳主峰ヘ-行程表

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体力度

コースタイム、ルート全長、累積登り標高差、累積下り標高差の4つの数値から、次の式により「ルート定数」を算出し、1~10の10段階で評価しています。
ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6

技術的難易度

登山道の状況や、登山者に求められる技術・能力により、A~Eの5段階で評価しています。

技術的難易度 登山道の状況 求められる技術・能力
A
  • 概ね整備済
  • 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。
  • 道迷いの心配は少ない。
  • 登山の装備が必要
B★★
  • 沢、崖、場所により雪渓などを通過
  • 急な登下降がある。
  • 道が分かりにくい所がある。
  • 転んだ場合に転落・滑落事故につながる場所がある。
  • 登山経驗が必要
  • 地図読み能力があることが望ましい。
C★★★
  • ハシゴ・くさり場、また、場所により雪や渡渉箇所がある。
  • ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。
  • 案内標識が不十分な箇所も含まれる。
  • 地図読み能カ、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D★★★★
  • 厳しい岩機や不安定なガレ場、ハシゴくさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や薄渉箇所がある。
  • 手を使う急な登下降がある。
  • ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険簡所が多い。
  • 地図読み能力、岩場、雪漢を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
  • ルートファインディンダの技術が必要
E★★★★★
  • 緊張を強いられる厳しい岩積の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。
  • 深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
  • 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
  • ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
  • 登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある。

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