3B雨乞岳
近年整備が進んだルートで南アルプス北端の山頂へ
About
ヴィレッヂ白州(平久保池登山口)から山頂へ
甲斐駒ヶ岳の北に位置する雨乞岳の登山口として近年整備されたのがヴィレッヂ白州です。
登山道はよく整備されていますが、最初の30分は階段が続くので苦手な人には辛抱の時間帯かもしれません。
途中登山道の分岐看板が3つ立て続けに出てきますが、看板に従って山頂をめざしましょう。
約1時間40分で水場に到着します。ここから1時間ほどは急な登り道が山頂直下まで続き、その後20分程ほぼ平坦に小さくアップダウンを繰り返すと山頂。
南側が開けていて、富士山をはじめ、甲斐駒ヶ岳や鋸岳、鳳凰山の眺めを近くで体感できます。
Course Data コースデータ
- コースタイム
- 合計:約5時間登り 約3時間 下り 約2時間
- 登山口・山頂の標高差
- 887m
- グレード
- 3B
- 登山適期
- 4月下旬~11月中旬
- 積雪期
- 1月~2月
- 残雪期
- 3月上旬~4月中旬
- マイカー
- 中央自動車道小淵沢ICから県道 11号線を通って国道20号線に合流。韮崎方面に進み、ヴィレッヂ白州に向かう林道ヘ右折。道なりに登るとヴィレッヂ白州前の登山者用駐車湯(無料15台)がある。ICから約30分
- 公共交通機関
- JR中央本線小淵沢駅からタクシー(約30分)
Course Map コースマップ/行程
- 山梨 山のグレーティングとは?
-
グレーディングの内容や使い方などくわしくは山梨県庁のホームページをご確認ください。
体力度
コースタイム、ルート全長、累積登り標高差、累積下り標高差の4つの数値から、次の式により「ルート定数」を算出し、1~10の10段階で評価しています。
ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6技術的難易度
登山道の状況や、登山者に求められる技術・能力により、A~Eの5段階で評価しています。
技術的難易度 登山道の状況 求められる技術・能力 A★ - 概ね整備済
- 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。
- 道迷いの心配は少ない。
- 登山の装備が必要
B★★ - 沢、崖、場所により雪渓などを通過
- 急な登下降がある。
- 道が分かりにくい所がある。
- 転んだ場合に転落・滑落事故につながる場所がある。
- 登山経驗が必要
- 地図読み能力があることが望ましい。
C★★★ - ハシゴ・くさり場、また、場所により雪や渡渉箇所がある。
- ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。
- 案内標識が不十分な箇所も含まれる。
- 地図読み能カ、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D★★★★ - 厳しい岩機や不安定なガレ場、ハシゴくさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や薄渉箇所がある。
- 手を使う急な登下降がある。
- ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険簡所が多い。
- 地図読み能力、岩場、雪漢を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
- ルートファインディンダの技術が必要
E★★★★★ - 緊張を強いられる厳しい岩積の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。
- 深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
- 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
- ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
- 登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある。