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3B茅ヶ岳

深田久弥終焉の地としても有名プチ縦走を経て絶景の山頂へ

About

標高1,704m、奥秩父山地の南西に位置するのが茅ヶ岳。
長く広がる裾野を有し、その姿が八ヶ岳に似ていることから「ニセ八ツ」なんて呼ばれたりもしています。
ブームにもなった『日本百名山』という随筆で知られる作家 深田久弥が登山中に脳卒中で亡くなった山でもあります。

このことから登山口付近には深 田記念公園という公園もつくられています。
山頂からは奥秩父の山々や八ヶ岳、南アルプス、さらに富士山などが見渡せます。

複数の登山口がある茅ヶ岳。そのひとつがキャンプ場 明野ふれあいの里から金ヶ岳を経て山頂へ向かうこのプチ縦走ルートです。

キャンプ場手前には金ヶ岳登山口の看板があります。看板に従い砂利道を進むと、すぐに舗装路の林道に出ます。
林道を横切るとそこが登山口。尾根通しの緩やかな道を登っていきます。
1時間ほどで休憩に適した見通しのよい平坦地に着きます。
引き続き尾根通しを登っていくと、山頂間近の左手は爆裂火口跡の崩壊地。
茅ヶ岳の火山活動があったのは20万年前ごろとされており、有史以来の噴火は観測されていませんが、当時の火口が残っているんです。
大変危険なため、通過の際は注意してください。露岩が目立ってくるともう一息で金ヶ岳山頂です。
南面の開けた場所からは甲斐駒ヶ岳、鳳凰山が見えます。

金ヶ岳を背に次のピーク茅ヶ岳に向かいます。南東に進み少し下ると左手に観音峠からの道とぶつかります。
これを見送って直進し下っていくと岩場の平行移動です。
金ヶ岳山頂から30分程で自然の石門をくぐると、細い 岩場の急登(急な上り道)になります。さらに20分ほど登り詰めると、茅ヶ岳山頂に到着です。富士山をはじめ、北アルプス、南アルプス、秩父山塊の数々の日本百名山の絶景を堪能してください。山頂に案内があるので、その場で確認できます。

贅沢な景色を楽しんだ後は下山です。
千本桜公園を目指して出発します。山頂で深田公園に下りる道と分岐しますので、間違えないように案内標識を注意深く見てください。
下山では岩を踏むことはなく、ひたすら土の沢筋の道を下りていきます。急坂もあり、大変滑りやすいので注意してください。
千本桜公園を通過して、山頂から約1時間30分で舗装路の林道に出ます。
ここは最後の頑張りどころ。20分ほど続く上り坂を進むと最初の取り付き点に戻ります。

Course Data コースデータ

コースタイム
合計:約5時間登り 約3時間10分 下り 約1時間50分
登山口・山頂の標高差
704m
グレード
3B
登山適期
4月中旬~11月中旬
積雪期
1~2月
残雪期
3月
マイカー
中央自動車道須玉ICからハイジの村を経由し、ふれあいの里キャンピカ明野へ。
キャンプ場手前未舗装の無料駐車スペースあり。ICから約15分
公共交通機関
JR中央本線韮崎駅から山梨峡北交通の茅ヶ岳みずがき田園バスを利用。
みずがきルート経由で「茅ヶ岳登山道入口」下車。バス停から徒歩20分程で登山口。

Course Map コースマップ/行程

深田久弥終焉の地としても有名プチ縦走を経て絶景の山頂へ-コースマップ

深田久弥終焉の地としても有名プチ縦走を経て絶景の山頂へ-行程表

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体力度

コースタイム、ルート全長、累積登り標高差、累積下り標高差の4つの数値から、次の式により「ルート定数」を算出し、1~10の10段階で評価しています。
ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6

技術的難易度

登山道の状況や、登山者に求められる技術・能力により、A~Eの5段階で評価しています。

技術的難易度 登山道の状況 求められる技術・能力
A
  • 概ね整備済
  • 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い。
  • 道迷いの心配は少ない。
  • 登山の装備が必要
B★★
  • 沢、崖、場所により雪渓などを通過
  • 急な登下降がある。
  • 道が分かりにくい所がある。
  • 転んだ場合に転落・滑落事故につながる場所がある。
  • 登山経驗が必要
  • 地図読み能力があることが望ましい。
C★★★
  • ハシゴ・くさり場、また、場所により雪や渡渉箇所がある。
  • ミスをすると転落・滑落などの事故となる場所がある。
  • 案内標識が不十分な箇所も含まれる。
  • 地図読み能カ、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要
D★★★★
  • 厳しい岩機や不安定なガレ場、ハシゴくさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や薄渉箇所がある。
  • 手を使う急な登下降がある。
  • ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険簡所が多い。
  • 地図読み能力、岩場、雪漢を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
  • ルートファインディンダの技術が必要
E★★★★★
  • 緊張を強いられる厳しい岩積の登下降が続き、転落・滑落の危険箇所が連続する。
  • 深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
  • 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるパランス能力や技術が必要
  • ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
  • 登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある。

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