北杜市環境保全協力金 提案に至る背景

 北杜市を代表する自然環境は森林と水であり、それを適切に保全し、次世代に引き継ぐことは極めて重要となっています。

森林について

 森林整備への意欲は高まりつつありますが、林業を取り巻く状況は厳しく、森林所有者の自助努力のみでは、未間伐林などを解消することは困難となっています。

 北杜市の森林は、約45,900ヘクタール(市の面積で森林面積が占める割合は、76%と広大な面積を有しています。
 このなかで人工林は市の森林の37%を占め、樹齢40~50年の立木が多く存在し、高齢級化が進み資源量的には充実していますが、除・間伐の実施状況は不十分です。 ≫北杜市の森林状況について
※過去5年間に除間伐対象(樹齢15年~45年)にあった人工林面積 約11,800ヘクタールに対し、平成13~平成17年度の除間伐実績は、約1,200ヘクタール。
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水環境について

 地下水・湧水は、豊かな自然環境を形成する構成因子であるとともに、住民生活の基礎となる水道の約6割を取水源として依存しています。下の円グラフが示すように、北杜市の水道取水源は全国と比べ地下水等に大きく依存していることがわかります。

水道取水源に占める地下水等の割合は?
円グラフ1 全国における水道水に利用される地下水(井戸水と伏流水)は24%を占める。その他の取水源はダムで全体の45%、河川・湖沼が28%となっています。 円グラフ2 北杜市における水道取水源としての地下水が占める割合は33%、湧水が25%となっていて、これら地下水・湧水が全体の6割近くを占めていることになります。その他の取水源はダムが41%となっています。

 地下水・湧水については、重要な共有資源であるにも関わらず、その採取量は計画採取量ベースで近年急増しています。
 北杜市では地下水・湧水を利用した食品・飲料品製造等の経済活動等が活発に行われており、それらに伴う地下水摂取量は過去10年間に計画採取量ベースで23%増加しています。(下段の積上げ棒グラフ参照)

北杜市における地下水・湧水の採取量の伸び
積上げ棒グラフ 北杜市における地下水・湧水の採取量は、食品・飲料製造業で過去10年間(1997年から2006年)におよそ23%伸びました。

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