12月1日は世界エイズデーです

WHOは12⽉1⽇を'World AIDS Day'(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。

エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図ることを目的として、エイズに関する正しい知識等について啓発活動を実施しています。

今は「不治の特別な病」ではなく、コントロール可能な病気です。まずは早めに「HIV抗体検査」を受けましょう。

 

HIV抗体検査は、全国の保健所で行っています。予約が必要ですので、ご希望の方は、電話で予約をお願いいたします。

 

山梨県内の保健所
保健所 住所 連絡先
中北保健福祉事務所 韮崎市本町4丁目2-4 0551-23-3074
峡東保健福祉事務所 山梨市下井尻126-1 0553-20-2752
峡南保健福祉事務所 南巨摩郡富士川町鰍沢771-2 0556-22-8158
富士・東部保健福祉事務所 富士吉田市下吉田1丁目2-5 0555-24-9035

 

1.HIVとエイズの違い

HIV=エイズではありません。

「AIDS(エイズ)」(※1)とは、「HIV」(※2)というウイルスに感染後、免疫力が低下し、様々な疾患を発症した状態です。

HIVに感染して数週間後、インフルエンザに似た症状(発熱・筋肉痛・頭痛など)が現れる場合があります。その後、自覚症状のない時期が数年続きますが、その間にも病気と闘う免疫力の低下が進行します。その後、日和見感染症(※3)を発症するようになります。特に「指標疾患」(※4)を発症した場合、エイズと診断されます。日本では近年1,400人前後が新たにHIVに感染し、エイズを発症していると報告されています。

 本人がHIV感染に気づかず適切な対応をしないと、他人にHIVを感染させてしまう可能性があります。それを防ぐためにはまず、HIV感染の早期発見が重要です。

 

※1 AIDS(Acquired Immune Deficiency Syndrome)とは、後天性免疫不全症候群のこと。

※2 HIV(Human Immunodeficiency Virus)とは、ヒト免疫不全ウイルスのこと。

※3 日和見感染症しは、本来なら自分の免疫力で抑えられるような肺炎などの病気のこと。

※4 指標疾患とは、厚生労働省が定める23種の指標疾患のこと。

2.HIV/エイズの感染を防ぐには?

現時点ではエイズのワクチンはありませんので、予防接種をすることでHIVから身を守るということはできません。

主な感染ルートは3つあります。HIVは、感染力が弱いため、日常生活(握手・入浴・缶などの回し飲みなど)ではうつりません。

性的接触による感染(口・肛門・傷口等から侵入します)

性行為による感染は最も多い感染経路です。

HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。

HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。

予防としては、避妊具を正しく使用することが大切です。

 血液感染(針の使いまわし等から侵入します)

HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の“回し打ち”による注射器具の共用などによって感染します。

予防としては、自分の血液以外に直接触れないことが大切です。

 母子感染(お母さんのお腹から出るときに感染します)

母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もあります。

予防としては、お母さんの薬による治療、お子さんを粉ミルクで育てる等の方法があります。詳しくは、産婦人科医による指導を受けることになります

 

3.感染・発症後の対応

早期の発見・治療で発症を抑えられます。薬を飲むなど適切な治療を継続することによって、普通の生活を送ることができ、子どもを安全に出産することも可能です。

現在、体の中にあるHIVを完全に取り除くことはできませんが、治療薬の開発により、体内にいるHIVの増殖をおさえ、免疫力を維持することが可能になっています。

 

4.HIV抗体検査を受けるには?

HIV抗体検査は、全国各地にある保健所など(匿名・無料)や、病院・クリニックなどの医療機関(原則有料)で受けられます。ご希望の方は、電話で予約をお願いいたします。

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お問い合わせ

福祉保健部(福祉事務所) 健康増進課

電話:
0551-42-1335
Fax:
0551-42-1123

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