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北杜市民俗文化財と行事の紹介(1)~(5)

  1. (1)市指定無形民俗文化財 長沢長沢寺の数珠廻し
  2. (2)市指定無形民俗文化財 筒粥の行事
  3. (3)市指定無形民俗文化財 小池舩形神社の「茅輪神事」
  4. (4)北杜市の民俗行事:「十五夜」と「十三夜」
  5. (5)北杜市の民俗行事:田の神さまの送り迎え「十日夜」

(1)市指定無形民俗文化財 長沢長沢寺の数珠廻し

所在地 高根町長沢266
指定年月日 平成4年2月18日
掲載:広報ほくと2005 4月号 No.4 p.20

長沢長沢寺の数珠廻し

高根町長沢の高医山長沢寺境内において、春彼岸の中日に大般若経の転読祈祷が行なわれました。この行事は、ご本尊が薬師如来であるだけに健康にご利益があるとされています。中でも薬師堂堂内で行なわれた数珠回しは、特に厄除けにご利益があるとされています。数珠を廻す時全員で“オン コロコロセンダリニ マトウギソワカ オン コロコロセンダリニ マトウギソワカ”と唱えます。
この数珠は長さ10mを測り、数珠中に直径約20cmのやや大型の珠があり、参加者の前を通過する時、額に押し頂き厄を逃れるように前述の唱えことばを唱えます。


(2)市指定無形民俗文化財 筒粥の行事

所在地 長坂町長坂上条1461
指定年月日 昭和45年10月1日
掲載:広報ほくと2005 2月号 No.4 p.20

筒粥の行事

筒粥の行事は、各地で数多く行われていた小正月の行事の一つです。長坂町長坂上条地内にある穂見諏訪十五所神社では、毎年1月14日の夕刻から15日の早朝にかけて行われています。
社記によれば、天文年間(1532~1554年)武田信虎に命じられたのが始まりで、400有余年の今日でも休むことなく、神官と氏子総代の手により続けられています。
五寸ほどに切った芦をすだれ状に編み、束にしてそれぞれの芦に穀物・野菜・養蚕をはじめ、天災・水・風・雨・霜・雪・景気等の占う種名を決めて、五合の米と五升の水で作った粥の中へこの芦の束を入れ、三合の水を追加しながら煮詰めていきます。15日未明に神官立合いのもとで芦を開き、粥状になっている米の数で占います。
今年の占い結果は、穀物・野菜などが良く、全体的によい年になるようです。
なお、筒粥の行事の様子はビデオに収録されおり、長坂郷土資料館でご覧になれますので、興味のある方はご来館ください。


(3)市指定無形民俗文化財 小池舩形神社の「茅輪神事」

小池舩形神社の茅輪(ちのわ)神事
北杜市指定無形民俗文化財神社
所在地:高根町小池280
指定年月日:平成4年2月18日
掲載:広報ほくと2005 9月号 No.11 p.17

高根町小池にある小池舩形(ふながた)神社は、天正年間中(1573~92)に現在地に移ったといわれている神社です。この神社では、毎年夏(旧6月晦日)になると、「夏越(なこし)祭」として「茅輪(ちのわ)くぐり」が行われてきました。この神事(しんじ)は、(1)罪(つみ)・穢(けが)れの解除、(2)災厄(さいやく)の免除、(3五穀豊穣(ごこくほうじょう)の祈願の神事です。祭りのあと、茅輪は八つに切って、神社前の前田川に流します。

茅輪くぐり
「茅輪くぐり」(写真上)
「唱(とな)え言葉」を繰り返し唱えながら、(1)中央から左まわりに輪をくぐる。(2)右まわりに輪をくぐる。(3)再び左まわりに輪をくぐる。

唱え言葉
「唱え言葉」 (写真上)
「みな月のなごしの祓(はら)いする人は千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」「思うことみなつきねとて麻の葉を切りに切りても祓ひつるかな」「舩形の神の御前に身(み)曽貴(そき)して憂(う)きことことぞ六月(みなつき)の空」

茅輪の作り方
「茅輪の作り方」(写真上)
茅(かや)を主にして麻(あさ)・萩(はぎ)で、直径約30cmの左縄(ひだりなわ)を編み、直径約2mの大輪にします。

(4)北杜市の民俗行事:「十五夜」と「十三夜」

掲載:広報ほくと2005 10月号 No.12 p.22
十五夜(じゅうごや)のお月見、しましたか?
十三夜(じゅうさんや)は10月15日です。

9月18日は「十五夜」でしたね。満月の夜は1年に12回やってきます。そのうち旧暦(きゅうれき)8月15日の満月だけが十五夜と呼ばれています。この特別あつかいは何故(なぜ)かというと…、夏が終わり秋になって最初の満月で、ちょうど収穫祈願と感謝の時季だからです。クリやブドウ、枝豆(えだまめ)、ススキ、団子(だんご)などが月に供(そな)えられます。

月の満ち欠けと呼称

さて、須玉町の十五夜のことを少し。昔、こどもたちにとって十五夜はとても楽しみな行事(ぎょうじ)でした。家々では縁側(えんがわ)に団子や収穫(しゅうかく)した野菜などを供え、豊作(ほうさく)に感謝の気持ちを表します。こどもたちは垣根(かきね)のかげからお団子がお供えしてあるのを確かめて、「あげておくんねえ」「さげておくんねえ」とか「あげたかえ、さげたかえ」などと大声で叫びながら、針金をつけた棒でつついて持ち帰ります。どの家でも取られるのは承知(しょうち)で、枝豆や栗などの包みも持たせます。『すたまのお祭り食ごよみ』より
今から40年前の長坂町でも、十五夜、十三夜、とそれぞれお月見をし、時節の果物など供え、こどもたちはそれを下げに歩いたとのことです。……みなさんの地域では、どんなお月見ですか?
ところで、「十三夜」のこと。「片見月(かたみづき)はするものではない」とのことで、十五夜をしたら必ず十三夜もしなければいけない、といわれているそうです。(上記イラストは『すたまのお祭り食ごよみ』より転載)


月の呼称
月の呼称 説明(上のイラストの月の形を参照)
新月 旧暦で毎月の台一日目の月
三日月 三日ごろ 上弦の月
八日月 八日ごろ 上弦の月
十日あまりの月 十一日ごろ
十三夜月 十三日ごろ
小望月待宵 十四日ごろ
望月満月 十五日ごろ
十六夜月(いざいよいづき) 十六日ごろ
立待月(たちまちづき) 十七日ごろ
居待月(いまちづき) 十八日ごろ
寝待月 二十日月 二十日ごろ
二十三夜月 二十三日ごろ 下弦の月
つごもり 三十日ごろ 下弦の月

(5)北杜市の民俗行事:田の神さまの送り迎え「十日夜」

掲載:広報ほくと2005 11月号 No.13 p.15
「トーカンヤ」を知っていますか?十日夜は、十一月十六日です。

「正月・おこと八日・十日夜・盆・祭リ…」
これは、昭和42年(今から約40年前)、長坂町で行ったアンケートの答えです。どんな「問い」への「答え」かというと、「一年のうち、餅(もち)を搗(つ)く日は、いつですか?」今でも餅を搗きますが、その頻度はこの頃のほうがずっと多く、今よりも意義深いものでした。そのうちの一つが十日夜。トーカンヤ、と読みます。
十日夜は春と秋の2回あり、春は旧暦4月10日(新暦5月10日頃)、秋は旧暦10月10日(今年は新暦11月16日)。
さて、どんな行事かというと…。須玉町の資料から、ご紹介しましょう。「十日夜(とうかんや)のこと……春と秋の二回あり、田の神さまが山から降(お)りてくる時と、山に帰る時の二回です。降りてくる時はお迎えの意味で、餅をついてお供えを飾り、今年の五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈ります。秋にはまたお餅をついて、感謝の気持ちをこめます。苦労して作った野菜をならべ、一年間お守りしてくださったことに感謝して、山に帰っていただきます。『すたまのお祭り食ごよみ』より
お供えの餅の形ですが、長坂の場合、鏡餅でした。「おすわり」と呼んでいます。これが終わるといよいよ冬です。ところで、先のアンケートの続きです。赤飯をつくるのは、「田植え・祭り・節句など祝い事…」。団子をつくるのは、「道祖神・十五夜…」。ただし、米の粉でつくった団子はごちそうで、シイナの粉、もろこしの粉などが多かったそうです。皆さんの地域では、どうですか?

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