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【令和2年12月2日】市長市政方針表明をしました

令和2年12月2日、令和2年第4回北杜市議会臨時会にて、市長市政方針表明をしました。

市長市政方針表明

本日ここに、令和2年第4回 北杜市議会臨時会の開催に当たり、私の市政方針の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

1918年の世界的なパンデミック以後、未曾有の新型コロナ禍に遭遇している昨今、国及び自治体による懸命な取組が、国民・市民の御協力の下、進行しております。

しかし、新型コロナの封じ込めと経済の両立という局面の中で、罹患者は拡大し、第3の波に襲われております。

このような状況下、医療従事者の皆様におかれましては、2月以降長期にわたり、最前線で対応をいただいていることに対し、改めて感謝申し上げます。

新型コロナ禍は、価値観の変化、ライフスタイルの変容、生活様式の変化及び雇用、経済、人々の暮らしにも大きな影響を与えると同時に、国や自治体の財政状況等にも深刻な影響を及ぼしております。

このような中、執行された北杜市長選挙におきまして、数多くの市民の皆様の御支援をいただき、このたび北杜市長に就任いたしました。

今回の市長選挙は、前回より1.19ポイント投票率が伸び、市民の皆様の関心の高さを感じたところであり、今後の市政運営に対し、責任の重さを改めて感じております。

選挙中、市民の皆様からのお声、御意見をお聴きし、日々の生活に苦戦を強いられている市民の皆様に真摯に向き合い、市民お一人お一人にスポットを当てた、より効果的な施策を打ち出し、安心して暮らすことができる北杜市政を確立してまいりたいとの思いを新たにしたところであります。

 

  • 市政運営の基本的姿勢

北杜市誕生以来、16年にわたり、白倉政司市政及びその承継である渡辺英子市政の御努力と、その取組による成果に対し、深甚なる敬意を表したいと存じます。

私は、今回の市長選において、市民の皆様に幾多の公約をさせていただきました。

その核に流れる考えは、市民の皆様にしっかりと寄り添い、互いに、共にパートナーとして、苦しみ、喜びを分かち合い、共感し合うという政治姿勢であります。

私は、市政運営の基本的姿勢として、

第一に、『一党一派に偏しない、しがらみのない市政』

第二に、『市民の流した汗が報われる市政』

第三に、『市民が共感し協働する市民総参加型市政』

第四に、『決断力と実行力の市政』

第五に、『情報公開透明性の高い市政』

を堅持し、市政運営の理念とし、実行してまいります。

自助、共助及び公助は、自明の理です。すべての森羅万象を、租税による制度で網羅していくことは不可能であります。

しかし、市民の自助、隣人地域社会の共助、最終セーフティネットの公助が、有機的に連携し合ってこそ、自助、共助、公助の効果は最大限発揮されるものであると考えております。

私は、この自助、共助及び公助の輪において、「愛」こそが、これらの有機的連携を強めていくものであると考えております。

天を敬い、人を愛する「敬天愛人」、尊敬してやまない明治維新の西郷隆盛の言葉であります。

愛は、自己愛、家族愛、隣人愛、郷士愛、日本愛、そして人類愛と多様であります。愛は、別名「絆」とも言われます。

「愛」「絆」により、連帯の輪で市民社会が機能し、「住みやすさ日本一、生まれてよかった、住んでよかった北杜市」に成長発展できるよう、ここに『北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜』を宣言し、市政運営の基本とします。

 

  • 総合計画の見直し

現在の北杜市の総合計画における基本構想は、平成29年度から令和8年度までの10年計画となっております。

しかし、これを取り巻く国内外の社会経済が大きく変容していることから、北杜新時代に向け、早急な事業の洗い出し・見直しを行ってまいります。

その主な理由は、次のとおりであります。

第一に、ポストコロナの社会経済情勢に的確に対応した長期計画が必要であること。

第二に、コロナの影響を受け、悪化している地域経済・市民生活への効果的な施策展開が必要であること。

第三に、深刻な少子高齢社会へ抜本的な対策が求められていること。

第四に、中部横断自動車道、リニア新時代を見越した北杜市への交流・誘引のための施策の再点検が必要であること。

第五に、このたびの市長選公約との整合性を確保するため、計画体系の見直しが必要であること。

以上を踏まえ、自助、共助及び公助について市民協働の観点から、「北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜」の実現に向けた、グランドデザインを構築するため、総合計画の見直しに取り組んでまいります。

 

  • 新型コロナウイルス対策

次に、新型コロナ感染症対策であります。

現在、第2波を大きく超える感染拡大を見せておりますが、これまでの新型コロナ対策として打ち出された事業を継続、拡大するとともに、地域医療機関の連携確保や、今後の状況を踏まえ、国、県からの財源獲得に努め、機動的かつ的確に新型コロナ感染症対策を講じ、この難局を乗り切っていく覚悟であります。

 

  • 北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜の戦略的重点プロジェクト

次に、「北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜」についての戦略的重点プロジェクトについて申し上げます。

北杜新時代に向けた一丁目一番地は、『市民協働・総参画により、躍動する市政の推進』であります。

一党一派に偏しない、しがらみのない市政実現に向けた改革を進めてまいります。

行政の主体であり、行政サービスの受け手は、市民の皆様であります。様々な局面において、主体的に市政に参画いただき、市政のパートナーとして、積極的に参加できる市民総参画市政を創ってまいります。

市民の皆様の声、御意見、御提案をお聴きし、スピーディーな対応を図るため、市役所内に「すぐやる課」、窓口をワンストップでつなぐ「コンシェルジュ」を早急に設置するとともに、市民総参画市政の実現を図るため、基本条例の策定を検討してまいりたいと考えております。

 

第二に、『子供が賑わう夢かなう子育て・教育の推進』であります。

子どもの数を10年で2倍にする。市民の皆様とともに掲げた長期目標であります。

今後、子どもの将来推移、減少を緩和するためには、本市の持つ多くの地域資源、施策を総動員する必要があります。結婚から出産、乳幼児期から子育て期、児童生徒までの段階にわたり、切れ目のない子育て施策を立て、これを見える化し、支援、バックアップ体制を強化し、魅力ある子育て環境、暮らしやすさを創出するため、有識者を含む「ほくと子ども育成戦略会議」を立ち上げ、子育て施策の総合的・計画的かつ包括的な推進を展開してまいります。

また、乳幼児医療、育児の充実による子育て環境を整備するほか、高校生までの授業料免除などを検討するとともに、小中学校教育については25人学級への県の動向を踏まえ、的確に対応していくとともに、教員が子どもたちの成長に合わせた学びの真の担い手となるためには、多忙な勤務実態の負担軽減を図っていくことが重要であることから、教育の現場と連携しながら、その改善を図ってまいります。

 

第三は、『住みやすさ、元気・生き甲斐づくり』であります。

わが国では、人生100年時代を迎え、60歳、65歳を分岐点とする年金、医療、事業所の定年延長など大きく変化しております。

セーフティネットとしての年金医療の充実に加え、高齢者・障がい者の生涯教育による学び、生き甲斐、目標探しに向けた取り組みを、関係機関との連携を図り、推進してまいります。

また、障がい者、高齢者雇用の場の創出や、高齢者が安心して暮らせる市営住宅の改善にも取り組んでまいります。

また、公共温泉を活用した高齢者の集会の場の整備を行ってまいります。

健康な高齢者の増加は、国民健康保険の医療費の低下や、労働者の確保、生きがいづくりにも直結するものであります。高齢者の疾病率を低下させ、国民健康保険財政の負担軽減を図り、その余力を必要な施策に振り向けてまいります。

 

第四は、『日本列島のど真ん中、魅力ある安全な山岳田園都市づくり』であります。

本市は、地政学的にも南北日本、太平洋・日本海の各地域のほぼ中心で、日本列島のど真ん中に位置することから、人や物流を始めとした交流ポテンシャルの高い地域であります。

また、稀有な山岳・河川・草花などの豊かな自然環境を有しており、この地域資源を生かした観光、レジャー拠点の展開に、イベントやファッションなどの都市産業、そして企業・大学の研究開発拠点、定住環境がクロスする交流拠点・山岳田園都市の構築を目指してまいります。

商業地域や古い町並みを活用したまちづくり、古民家・空き家活用の移住、定住、就農の推進、働く女性のためのサポート、道路、公園、河川などの生活基盤の効率的な整備を行うとともに、JR長坂駅へのエレベーター設置、災害に強いまちづくり、避難場所の総点検や近隣の公立病院間の連携を強化し、緊急医療体制の整備、県の動向を注視する中で、太陽光発電条例の見直しの検討を行ってまいります。

 

第五は、『食でつながる地産地消の推進』であります。

本市は、豊かな自然の中で稲作、野菜、果実などの農産物、日本一の水を活用した酒、酵母発酵産業などの地域資源、また国内有数の観光資源の宝庫です。これらを国内・世界に打ち出していくとともに、食の連携を輪とする地産地消づくりを推進してまいります。

とりわけ、個のバラエティに富み、また伝統的で、おふくろの味である各家庭料理を発掘し、これを郷士料理として普及・ブランド化に取り組んでまいります。

また、独居老人家庭や障がい者、一般家庭などへの配送システム構築、すでに商品化された北杜の食などの販路開拓を推進するとともに、フードバレー北杜のイメージ戦略の強化も図ってまいります。

 

第六は、『観光拠点のルネサンスの推進』であります。

本市の観光拠点である小淵沢を始めとした各エリアに併せ、清里エリアの再生に向けた検討を進めてまいります。

また、増富エリアを中心とした湯治、温泉観光の振興を図り、観光拠点のルネサンスを推進してまいります。

特に、清里エリアのルネサンスは、部分的な改善では、再生はできないものと考えております。大胆に土地利用の在り方も含めた抜本的な戦略が必要であります。

このため、地域の皆様を始め、市商工会、観光協会など、幅広い地元関係者の御意見をお聴きするため、「清里地域観光再活性化委員会」(仮称)の立ち上げを検討してまいりたいと考えております。

 

第七は、『世界に打って出る地域を支える産業』であります。

本市の中堅企業、中小零細企業などの商工・農林業振興は、地域経済はもとより、市民の雇用先としても重要であります。

このため、経営革新、技術革新、第二創業やべンチャー起業による創業、第三者による事業承継対策など地域経済の活性化を推進してまいります。

また、企業の国内外の販路開拓、道の駅や農産物直売所、観光酪農農園を拠点とした農産物の販路拡大、農林業の生産力強化については、地場産品のブランド化や、構造改善及び、担い手育成を進めてまいります。

 

第八は、『明日を担う財政再建のまちづくり』であります。

本市の財政は、合併特例債などの減少などにより、将来の単年度収支の悪化が予測されております。

また、新型コロナによる景気減退が追い打ちをかけ、苦しい状況にあります。

加えて、新型コロナ後の社会経済情勢の変化も見通せない下で、経済成長や国家財政及び地方財政の予測は困難な状況にあり、北杜市財政を取り巻く環境は予断を許しません。

このため、財政健全化と行政改革の旗を掲げ、将来への負担軽減に、全力で取り組んでまいります。

税収アップに向けた、ふるさと納税制度の更なる充実を図るため、「ふるさと納税課」を設置するほか、各総合支所の在り方を見直してまいります。

また、県内で2番目に多くの公共施設を有する本市の効率的な施設の統廃合の実施、事務事業の徹底した見直しを行い、真に必要な事業の精査、組織のスリム化を図るため、アウトソーシングの検討も進めてまいります。

以上、8つの戦略的プロジェクトを、着実に進めるための施策展開や政策立案には、広域かつ多岐にわたる調整能力が求められます。

 

  • 政策参与の登用、業務体制の見直し

このため、行政組織を補完し、調整過程の合理化・効率性を高めていくため、行政経験豊富な人材を政策参与として登用するとともに、市役所の効率的な業務の推進に向けた、体制の見直しを図ってまいります。

これまで市が掲げている「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」の長期計画に対し、別方向から加えて、更なる充実強化を図り、「北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜」を展開していく所存であります。

『其の身正しければ令せずして行われ 其の身正しからざれば 令すと雖も従わず』

これは、論語の一説であります。

私は、常に身を正し、謙虚に声なき声を聴き、全身全霊をもって市政執行に当たります。

議員各位並びに市民の皆さんの御理解を賜りたくお願い申し上げまして、私の市政方針とさせていただきます。

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政策推進課

電話:
0551-42-1162
Fax:
0551-42-1127

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