【令和3年2月24日】令和3年第1回北杜市議会定例会所信表明

令和3年2月24日、令和3年第1回北杜市議会定例会にて、所信表明をしました。

市長所信

令和3年第1回北杜市議会定例会の開会に当たり、私の市政の運営に対する所信の一端を申し述べますとともに、提出いたしました案件について、その概要を御説明申し上げ、議員各位 並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 

  • 新型コロナウイルスの状況

感染拡大により、現在、3月7日まで10都府県に「緊急事態宣言」が発出されております。   

その効果もあり、新規感染者や重症者数は減少しておりますが、依然として死者数は高い傾向にあります。

こうした状況下、国では感染拡大防止の決め手となるワクチン接種を、2月17日から先行医療従事者を対象に開始したところであります。

県においても、対策本部内にワクチン班を立ち上げ、ワクチン接種が迅速かつ円滑に実施できるよう、医師会や市町村との連携体制の調整を進めております。

感染拡大防止の切り札として、市民の皆様からの期待が大きいワクチン接種に向け、本市においても、2月1日から「ワクチン接種推進班」を設置し、急ピッチに準備を進めているところであります。

しかし、人類史上初となる大規模なワクチン接種への対応は、情報が限られており、また、絶えず状況が変化していることから、大変不安もあり、手探りによる状況が続いております。

そのような中、本市においても、民間の専門的な力をお借りし、市民の皆様が安心して効率的かつ着実にワクチン接種を受けることができるよう、医療に関する高い知見と豊富な経験を持ち、本市に研究施設を有する「シミックホールディングス株式会社」と包括連携協定を締結いたしました。

県内一広大な面積を有する本市の地域特性を踏まえ、4月から開始されるワクチン接種体制の整備に向け、市民の皆様の「足」の確保を含め、「大切な命」を守るための準備を進めてまいります。

 

  • 国の状況

さて、菅首相は、先の通常国会における施政方針演説において、新型コロナウイルス対策のほか、グリーン社会の実現、デジタル改革、農業の成長産業、観光立国、規制改革を通じた一極集中の是正、子育て支援、社会保障改革などを進めていく旨を述べられました。

これらは、「北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜」の戦略的プロジェクトの施策・事業と共通しており、改めて、市政の進んでいる方向が時代に即しているものであると確信したところであります。

 

  • 県の状況

また、県においては、2月定例会の長崎知事の所信表明において、「感染症対策、教育、福祉、産業、観光その他あらゆる分野において、いかに高付加価値化したコンテンツを提供できるか、すなわち、あらゆる施策はもちろんのこと、民間における取り組みともども、その価値を向上させることが肝要である」と述べられました。

本市といたしましても、この言葉のとおり、時代に即した市民の皆様が満足いただける行政サービスの提供と、民間におけるそれぞれの事業展開の価値向上に向けた支援を行ってまいりたいと考えております。

 

  • 市のコロナ対策

長引くコロナの影響による市民生活や市内経済への打撃は依然として大きく、また、医療関係者の皆様の御苦労も続いているところであります。

こうした中、市内企業の皆様から、市民の皆様を元気づけようと温かい御支援をいただき、心より感謝申し上げます。

現在の状況を鑑みると、市といたしましても、喫緊に更なる支援の打ち出しが必要であると判断いたしました。

主な支援策として、新たにプレミアム商品券を発行し、消費の拡大による市内経済の下支えと市民生活の支援に取り組んでまいりたいと考え、来年度当初に盛り込んだところであります。

併せて、国の持続化給付金の対象とならなかった事業者や、利用者減少により経営環境が悪化している貸切バスやタクシー業を始めとする事業者支援として、市単独の持続化応援金を創設してまいりたいと考えております。

来年度当初予算には、こうした「今、取り組まなければならないこと」を、取りまとめたところでありますが、今後も、日々刻々と変化する状況を的確に判断し、市民、事業者の皆様が、コロナに負けず将来に向かって希望を持つことができる支援を、ピンポイントで実施してまいります。

 

  • 八ヶ岳スケートセンター

当該施設は、スケート競技の拠点として長く中核的な役割を担う中で、本市のスケート文化の形成と発展に大きく寄与してきた大切な施設であります。

県においては、今期限りで施設を廃止する方針を示しておりますが、これに対し、これまでに市内外の市民や関係者等の皆様から、1万8千を超える署名を始め、施設を存続してほしいとの多くの声をいただいております。

本市としては、長い歴史の中で培ってきたスケート文化を市の財産として守り継承していくため、引き続き存続させていくことが重要であると考えております。

これまで、県営での存続の要望を重ねて行ってまいりましたが、県の基本的な考えは、本年度のシーズン限りで施設を廃止する方針に変わりはないとのことであります。

このため、県からの譲渡、市で運営するに当たっての県の支援も含め、多くの皆様の御意見を伺いながら、今後も県と協議を進め、一日も早く市民の皆様の不安を解決するため、本年度中には結論を出してまいりたいと考えております。

 

  • 成人式

次に、延期となっておりました、成人式についてであります。

本年1月に開催予定でありました成人式につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に歯止めがかからず、収束を見通せない状況であったことから、延期を決定させていただいたところであります。

成人式は、一生に一度の晴れの日であり、人生の節目である成人式の延期は、苦渋の決断でありましたが、この度、5月2日に感染症対策を十分に講じた上で、開催することといたしました。

若葉が芽吹く5月に、未来への希望に満ち溢れた新成人の皆様の笑顔に会えることを楽しみにしております。

 

  • 子ども達の活躍

次に、本市の子ども達が様々な分野で、日頃の努力に花を咲かせ、嬉しい報告をいただいております。

教育の分野において、「山梨県アンサンブルコンテスト管楽打楽器八重奏」において、高根中学校吹奏楽部が「金賞」を受賞し、山梨県代表として西関東大会に出場し、素晴らしい演奏を披露しました。

また、「国際交流・国際理解のための小中学生作文コンクール」においては、甲陵中学校1年生の、横森 穂香さんが「最優秀賞」を、本の甲子園としてお勧めの一冊のプレゼンテーションを競う「ビブリオバトルやまなし2020」において、同じく甲陵中学校3年生の、湊 恵万さんが県大会優勝に該当する「中学の部チャンプ本」を、それぞれ受賞しました。

また、長年、長坂中学校が取り組んでいる太鼓「校風」が、「令和2年度おもてなしのやまなし知事表彰」を受賞し、山梨県民大会において表彰されました。

スポーツの分野においては、「山梨県中学校スキー選手権大会」において、高根中学校1年生の、熊野御堂健さんが「男子回転」で優勝しました。

熊野御堂健さんにおいては、「山梨県中学校総合体育大会スキー競技の部」においても、「男子大回転」で優勝し、同大会では、泉中学校2年生の、吉田芽生さんも「女子回転」で、優勝しました。

「山梨県小中学生スピードスケート選手権大会」では、泉小学校6年生の、上田真帆さんが2年連続の女子総合優勝を果たしました。

また、少年剣道の指導面において、剣道を根底から支えている団体として、「泉剣道スポーツ少年団」、「小淵沢剣道スポーツ少年団」が、「少年剣道教育奨励賞」を受賞しました。

子ども達の活躍は、北杜市に元気と活力を与えてくれます。

皆さんの日頃の地道な努力と指導に当たっている先生方に対し、敬意を表するとともに、心からエールを送り、子ども達が未来に向かって更に飛躍することを期待しております。

 

  • 市内企業の地域活動支援

地域活動に関し、御理解や御協力をいただいている企業の皆様も、高く評価されております。

地域防災の要である、消防団の活動に対し、特段の御配慮をいただいている企業として、「マクセル株式会社 スリオンテック事業本部 小淵沢事業所 様」が、消防庁の「消防団等地域活動表彰(事業所)」を受賞しました。

地域に根差した企業の、こうした受賞は、大変心強く感じているところであります。

 

  • 令和3年度当初予算

さて、令和3年度は、私が進める「北杜新時代・幸せ実感・チャレンジ北杜」の実現に向けた、基盤づくりの大切な年となります。

令和3年度当初予算は、社会の大きな変化を逆に好機と捉え、コロナへの対応を的確に進めつつ、10年先の未来に向けた市政推進の第一歩となる予算編成としたところであります。

その主な事業を御説明申し上げます。

 

  • 総合計画の見直し

新型コロナウイルス感染症の影響や、超少子高齢化が急激に進む中、本市を取り巻く環境は大きく変化しております。

こうした時代の流れに対応し、市民サービスを向上していくためには、明確な市政のビジョンと戦略的な計画が必要であると判断し、現在の総合計画を早急に見直すことといたしました。

計画の策定に当たっては、審議会のメンバーに一般公募枠を取り入れるなど、多くの皆様から御意見をいただけるような工夫を行い、時代に即した実効性があり、市民の皆様に分かりやすい内容となる計画を策定してまいります。

ウィズコロナ・ポストコロナ時代を見据え、国が進めるデジタル化やグリーン社会の実現など、今、必要な施策に果敢にチャレンジしていく計画にしてまいります。

 

  • 市民協働・総参画により、躍動する市政の推進

私は、市民の皆様が行政のパートナーとして積極的に市政に関わっていただくことが最も大切なことであると考えております。

このため、市民の皆様が、今の市政をどのように見ており、何を望み、何を期待しているのか、など、多くの皆様からの声を聴くため、「広報ほくと2月号」に「市長への手紙」を添えさせていただきました。

ぜひ、多くの声をお寄せいただきますようお願いいたします。

いただいた御意見は、今後の市政運営を行っていく上で、最も重要なものであると考え、可能な限り市政に反映し、多くの市民の皆様と協働のまちづくりを進めてまいります。

また、市民に信頼される市役所を目指し、市民の皆様の困りごとや、御意見、御提案に、親身になって迅速に対応する窓口として、「すぐやる課」及び、各種申請書の記載の補助など、市民に寄り添った案内を行う「コンシェルジュ」の配置を、令和3年度から試行的に実施してまいります。

市役所のデジタル化も、積極的に進めることとし、市民の皆様の利便性の向上を図るための取組として、市役所本庁舎と各総合支所をオンラインで結んでまいります。

これにより、市民の皆様が最寄りの総合支所から直接オンラインにより、本庁担当者に各種相談を行えるようになり、利便性の向上につながります。

また、公共施設にWi‐Fi環境を整備してまいります。

市民団体の皆様のWeb会議や、リモートワークにも対応でき、幅広い面における活用により、サービスの向上が図られるものと考えております。

あわせて、庁内のWeb会議環境や、市議会のタブレット端末整備なども進めてまいります。

 

  • 子どもが賑わう夢かなう子育て・教育の推進

急激に加速する少子化と人口減少の波は、まさに北杜市存続の危機であると感じております。

この状況に、真っ向から立ち向かい、改善を図ることが、現在の市政における喫緊の課題であると捉え、持続可能な市政運営を目指し、幅広い分野における子育て施策を総合的・計画的かつ包括的に推進する「ほくと子ども育成戦略会議」を立ち上げ、スピード感を持って議論を進め、「10年で子どもの数を2倍にする」目標を達成するため、新たな総合計画に反映してまいります。

併せて、子ども達が安全で快適な保育環境の中で、健やかに成長することができるよう、地域の皆様とともに「白州保育園・西部こども園」の整備に向けた検討が始まったところであります。

また、施設の老朽化が進む「白州放課後児童クラブ」は、子ども達の安全を第一に考え、小学校内への移設に向けた検討を進めているところであります。

さらに、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、18歳未満の子ども医療費無償化の検討を進め、令和3年度半ばからのスタートに向けて準備を行ってまいります。

また、子育て世帯の「住まい」の確保においては、生活インフラが整備されている利便性の高い市有地の有効活用に向け、庁内検討会を立ち上げてまいります。

学校教育においては、一人一台端末の整備に伴い、ICT教育の推進と教員の負担軽減を図るため、GIGAスクールサポーター及びICT支援員を配置するとともに、コロナ禍における子ども達の新たな学習ツールなど、端末の幅広い活用方法を検討してまいります。

また、パートナー協定を締結した「サントリー」と協働による小学校での「水育出張授業」の開催や、「東洋ライス」の独自の精米技術による栄養価の高いお米を、保育園に続き、学校給食に提供してまいります。

今後も、市民や企業の皆様とともに、里山整備などを通じ、豊かで多様性のある森を育み、そこから清らかな水が生まれ、おいしいお米が作られる過程を学ぶ機会を創出してまいります。

 

  • 住みやすさ、元気・生き甲斐づくり

私は、自然豊かな北杜の恵まれた環境の中で、市民の皆様が支え合う中、いつまでも健康で自分らしく生きることができる地域づくりを目指しております。

こうしたことから、高齢者の皆様が温泉を通じ、健康増進や学び、憩いの場としての活用を図るため、現在、75歳以上の温泉無料化の検討を、関係部署が連携する中で急ピッチに進めているところであります。

また、子ども達の健やかな成長を応援するため、「NPO法人フードバンク山梨」のノウハウを活用させていただき、学校の長期休みにおけるフードサポートを効果的に実施してまいります。

市民の皆様の身近な病院として、地域医療を支えている2つの市立病院の更なる充実を図り、救急医療を始め、効率的な医療提供体制を構築するため、新たな病院改革プランを策定いたします。

高齢化時代を迎え、高まり続ける介護需要に対し、介護業界では慢性的な人材不足に陥っております。

このため、早急な対応が必要であると判断し、新たに、市内の介護事業所に就業している方、または就業する予定の方を対象に、資格取得の助成を行ってまいります。

 

  • 日本列島のど真ん中、魅力ある安全な山岳田園都市づくり

コロナ禍における現在、東京一極集中に対する考え方に変化の兆しが見え、地方移住への関心が非常に高まっております。

本市としては、この機を捉え、首都圏に隣接し、日本列島の中心に位置する強みを生かした移住施策を強力に進めてまいります。

移住を希望される方が、まず知りたい情報である「しごと」、「住まい」など、生活に直結する相談を、民間のノウハウを最大限活用し、ワンストップで行えるよう、これまでの「移住定住・しごと相談窓口」の強化を図り、一つの窓口で一体的に相談できる体制を整えてまいります。

また、市内で新たに創業を希望する方を応援するため、各支援機関に適切につなぐとともに、学習会の開催など、相談支援体制を強化してまいります。

あわせて、本市に多くある古民家を始めとした空き家の有効的な活用に向け、北杜の豊かな自然環境を生かし、ワーケーションやテレワーク、シェアオフィスの場としての活用など、幅広い視点で検討を進めてまいります。

さて、未曾有の被害を引き起こした、東日本大震災から、本年で10年を迎えます。

未だ、私たちの記憶に深く刻まれている一方、決して忘れてはならない災害の一つであると考えております。

本市にも、いつ同様な災害が襲ってくるか分かりません。

このため、平時からしっかりとした備えを準備しておくため、本市の地域防災計画に備蓄計画を加え、避難所や防災備蓄倉庫への飲料水などの防災備蓄品の整備を行います。

また、「北杜市国土強靭化地域計画」に基づき、「急傾斜地崩壊対策事業」や、「ため池」の改修など、ハード面の整備も着実に進めてまいります。

 

  • 食でつながる地産地消の推進

本市は、県内一の水田面積を有する、言わずと知れた「米どころ」であるほか、多くの新規就農者や企業型農業生産法人にも進出いただき、様々な農作物が生産されております。

まさに、本市の基幹産業である農業を、未来にわたり守り続けるため、これまで、「東洋ライス」、「ちとせグループ」と連携協定を結び、持続可能な農業の推進に取り組んでいるところであります。

この循環型農業の更なる推進を図るため、堆肥の地産地消を目指し、明野堆肥センターの設備改修を行い、この堆肥を活用した、有機野菜やお米のブランド化などに取り組んでまいります。

また、食のブランド化に向けた取組として、本市の食のクオリティを更に高めるため、魅力発信の面で広告塔ともなり得るフードバレー協議会、農業企業コンソーシアム、道の駅などの関係者の皆様とともに、「世界に誇る食のバレー北杜事業」の実行委員会を立ち上げてまいります。

このほか、市内高校生が地域の食材を活用し、新たな商品開発に携わる「食杜北杜」事業も、本年度に引き続き、飲食店に向けたメニュー開発に取り組んでまいります。

食を通じて、次世代の農業を担う皆様が、儲かる農業、かっこいい農業を目指すことができるような施策を積極的に打ち出してまいります。

 

  • 観光拠点のルネサンスの推進

来年度は、いよいよ1年延期となっていた「2020東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。

本市では、連携協定を締結している「コカ・コーラボトラーズジャパン」と連携を図り、この歴史的イベントを、市民の皆様と気持ちを一つにして盛り上げてまいります。

フランスチームから動画を提供いただき、その動画を市内小中学生が視聴することで開催に向けて、機運を高めていく取組も行ってまいります。

さて、市内には、これまで「ポール・ラッシュ」を始め、多くの一流の文化人の活躍により、芸術・文化の道が開かれております。

この道をたどり、多くの芸術家の皆様が集まり、芸術・文化の「まち」として、誇っているところであります。

これまで、たくさんの皆様が築いてきた道を絶やすことなく更に広げ、観光振興につなげていくため、絵画、歌舞伎、音楽、バレエ、縄文などの遺跡、地域の伝統文化など、幅広い分野において、民間の力をお借りする中、年間を通じて芸術に触れる機会を創出する「ほくとアートプログラム」に向けた検討委員会の立ち上げを行ってまいります。

また、「清里地域観光活性化委員会」の立ち上げに向け、まずは、観光地域おこし協力隊を活用し、空き家などの実態調査により、現状把握を行ってまいります。

 

  • 世界に打って出る地域を支える産業づくり

本市が誇る世界に通用する日本酒やワインなどは、多くの企業の皆様にも注目いただいており、豊かな北杜の自然環境の中、小淵沢地区や武川地区において、新たな企業参入により、ワイン造りがスタートしております。

こうした、ワイン、日本酒、地ビールなどは、ふるさと納税返礼品としても大変人気があり、本市の財政にも大きく貢献していただいております。

こうした皆様が活躍し、さらにブランド力を高めるため、市もしっかりと応援してまいります。

また、市内企業も躍進されており、市内に工場を有し、世界に通用するブランド力を持つ菓子、野菜生産メーカーなども、工場を新たに新設、拡張し、生産規模の拡大を図っており、雇用の受け皿としてや、移住定住にも、大変期待しているところであります。

 

  • 持続可能な行財政運営の推進

持続可能な財政運営を進めるためには、自主財源の確保は必要不可欠であります。

これまで、環境保全協力金や、芸術文化スポーツ振興基金などを通じ、北杜市を応援していただいている皆様の熱き心に対し、心より感謝申し上げるとともに、8つの戦略的プロジェクトの推進を加速させるため、効果的な活用を図ってまいりたいと考えております。

中でも、本年度ふるさと納税寄付金について、返礼品数の増加や、新たなポータルサイトの追加など、積極的に内容の拡充や改善を行い、昨年度の5倍となる約5億円の御寄附をいただいているところであります。

今後も、立ち止まることなく、更に北杜市を応援していただく皆様を増やしていくため、常に情報収集に努め、時代に合った魅力あるコンテンツを創造し、進化を続けてまいります。

また、企業版ふるさと納税を、本市に関連のある企業の皆様とともに、連携しながら事業を進めてまいります。

次に、行政改革について、新たな総合計画の策定に併せ、事業の見直しを図ってまいります。  

これまで実施している有効な事業は、しっかりと継続し、効果の低い事業は見直し、統合、廃止などの改善を図るとともに、業務効率化を目指し、アウトソーシングに向けた検討も進めてまいります。

就任して、約3箇月が過ぎ、私が改めて感じていることは、「市民の皆様の声」を大切にし、「市民の皆様とともに歩む」行政でありたい。であります。

市民の皆様が、行政に何を求めているのか。

その答えは、すべて市民の皆様の声にあると考えております。

すべての市民の皆様が、それぞれ将来に夢や希望を持ち、いきいきと暮らすことができる北杜市を目指し、「住んでよかった」「住み続けたい」と思っていただけるまちづくりを推進するため、市民の皆様、議員各位の御協力をいただき、全身全霊をかけて市政に邁進してまいります。

 

 

 

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北杜未来部 政策推進課

電話:
0551-42-1162
Fax:
0551-42-1127

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