現在、ナラ類、カシ類等の樹木の葉が、夏から秋にかけて赤褐色に変化し、枯死する、「ナラ枯れ」が山梨県東部や南部において発生しております。市内において被害は発生しておりませんが、今後侵入、拡大する恐れがありますので、ナラ枯れと思われる樹木の発見にご協力をお願いします。
こんな枯れた木はナラ枯れが原因かも・・・
- 夏季において、葉が紅葉し枯れる
- 幹に約2ミリ程度の孔(あな)が多数みられる
- 高さ2m以下の幹から大量の木くずが出ている
なぜ、木が枯れてしまうのか
「カシノナガキクイムシ」という昆虫が、ナラ類等の樹木内部に侵入し、体に付着したナラ菌が樹木の中でまん延することにより樹木が水分等を吸い上げる機能を失い、枯死します。
カシノナガキクイムシとは
体長5ミリ程度の小さな黒褐色の甲虫です。集団で樹木内部に侵入し、ナラ菌を媒介するとともに、そこで産卵します。やがて孵化した多数の幼虫が、樹木内に孔道を掘るようになると大量の木くずが外へ排出されるようになります。やがて夏季になると成虫となり、新たな樹木を求め集団で移動し、ナラ枯れを広めます。
どんな木が被害にあうのか
樹木の中でもナラ類(コナラ、ミズナラ等)、シイ類、カシ類が被害にあうとともに、特に幹の太い木は枯死に至ることが多くあります。その他の動植物には影響はありません。
「ナラ枯れ」と疑わしい木を見つけたら
まずは、林政課(電話0551-42-1353)へ問い合わせをお願いします。