2022年4月から民法の成年年齢は18歳に引き下げられましたが、飲酒に関する年齢制限は20歳のまま維持されます。
20歳未満の者がお酒を飲んではいけない5つの理由
1.脳の機能を低下させます。
脳が成長していく時期にお酒を飲むと、脳細胞に悪影響を与え、健全な成長が妨げられる恐れがあります。日常生活に支障がでるリスクが高くなります。
2.肝臓をはじめとする臓器に障害を起こしやすくなります。
未成年者は体の成長が十分でなく、アルコール分解能力が未発達です。また、危険な飲み方をしてしまうことも多く、急性アルコール中毒になる場合が多くなっています。最悪の場合、命を落とすこともあります。
3.性ホルモンの分泌に異常が起きるおそれがあります。
性ホルモンの分泌異常によって、生理不順、勃起障害など生殖器への悪影響を及ぼします。
4.アルコール依存症になりやすくなります。
15歳以下からお酒を飲み始めた場合、21歳以上から飲み始めた場合に比べ、3倍以上アルコール依存症になる確率が上がるという調査結果があります。また、アルコール依存症を治療することも難しくなります。
5.20歳未満の者の飲酒を禁ずる法律があります。
未成年者飲酒禁止法によって禁止されています。未成年の子供がいる親は、子供の飲酒を知ったとき、止める義務があります。また、お酒の販売業者も未成年の飲酒防止のため年齢確認の義務があります。
日本では、コンビニエンスストアなどでいつでも簡単にお酒が手に入り、世界でもアルコール依存症になりやすい国と言われています。また、ノンアルコールとうたっている飲料の中にも、アルコールが含まれた商品があるため注意が必要です。
大切な体を守るために、お酒は20歳になってから適切に飲みましょう。