【令和4年6月6日】令和4年第2回北杜市議会定例会所信表明

令和4年6月6日、令和4年第2回北杜市議会定例会にて、所信表明をしました。

市長所信

令和4年第2回北杜市議会定例会の開会に当たり、私の市政の運営に対する所信の一端を申し述べますとともに、提出いたしました案件について、その概要を御説明申し上げ、議員各位、並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

6月に入り、さわやかな風が、山々の姿を際立たせ、里山の緑の葉や、植えられたばかりの稲の苗をなびかせるなど、北杜の美しい田園風景が見られる季節となりました。

 

  • 北杜市ふるさと親善大使 柳生博様の御逝去

この北杜の自然を愛された、北杜市ふるさと親善大使の柳生博様が、先月16日、御逝去されました。

柳生様は、司会や俳優として御活躍される中、今から46年前に、当時の大泉村に拠点を置き、その後、八ヶ岳倶楽部を開設し、八ヶ岳の自然や暮らしの素晴らしさを発信するなど、地域の発展に御尽力をいただきました。

昨年の夏、お会いした際には、御元気な姿を拝見したところでありますが、この度の突然の御訃報に接し、痛惜の念に堪えません。

ここに謹んでお悔やみ申し上げ、心より御冥福をお祈りいたします。

 

北杜市ふるさと親善大使の新たな動きとしては、本年4月にフリーアナウンサーの鈴木春花様を、先月には歌舞伎役者の市川蔦之助様を委嘱しました。

様々な分野で活躍されている方が加わることで、ふるさと親善大使を通じて、北杜市の魅力が、より多くの方に伝わり、「北杜ファン」が増えることを期待しております。

 

  • 市内団体の表彰

4月23日に、北杜市図書館ボランティア団体の「すたま おはなしの会 アリス」様が、「令和4年度子供の読書活動優秀実践団体」として、文部科学大臣表彰を受賞されました。

「すたま おはなしの会 アリス」様は、「すたま森の図書館」で毎月開催している「おはなし会」や、児童館や保育園などへの「出張おはなし会」など、長年、活動されており、その実績が認められ、今回の受賞となりました。

本の読み聞かせは、子ども達が成長する過程で、様々な本から考えや、知識を吸収する機会として、大変有意義な活動であり、更なる御活躍を期待しております。

 

  • 現下の社会情勢

今般のロシアによるウクライナへの侵攻は、多くの死傷者を出し、また約680万人を超える方が安全を求めて国外に避難されるなど、その被害は甚大なものとなっており、現在も、この危機の終わりが見えない状況であります。

ロシアの力による一方的な現状変更は、断じて許されるものではなく、一日も早い、ウクライナからの撤退と、ウクライナ国民の皆様に平穏な生活が戻ることを切に願うばかりであります。

市では、3月29日から市役所本庁舎、各総合支所、「北杜市社会福祉協議会」の各窓口において、今回のウクライナ危機で被害に遭われた方を支援する活動に役立ててもらうため、募金箱を設置しているところであります。

現時点、ウクライナからの避難民の方は、本市にはおりませんが、いつ避難されても良いように、引き続き、情報収集に努め、庁内の連携体制を整えてまいります。

また、このロシアによるウクライナ侵攻は、急激な資源高や円安を招いており、本年4月の消費者物価指数は、前年同月比2.1パーセント増となるなど、社会経済にも大きな影響を及ぼしております。

こうした中、先月末に、物価高騰対策を柱とした国の補正予算が可決されました。

今後、速やかな予算執行により、日常生活や経済への影響が拡大しないよう、期待するものであります。

本市においても、国の通達を受け、先月18日付けで、物価高騰等に直面する低所得の子育て世帯を支援するため、ひとり親家庭への生活支援特別給付金の給付に係る、補正予算の専決処分を行ったところであります。

また、今回の補正予算では、配合飼料の価格高騰に苦慮されている、畜産農家への支援など、関連予算を計上しております。

引き続き、国や県の動向を注視しながら、市民生活への影響が最小限となるよう、迅速に対応してまいります。

 

  • 新型コロナウイルス対策

本市の感染状況については、先月の新規感染者数が、125人であり、前月比86人の減少となっております。

また、先月は、大型連休中の人流の活発化による、感染拡大が懸念されておりましたが、本市では感染の影響は最小限に抑えることができたと考えております。

市民、事業者の皆様には、引き続き感染予防対策に緩みなく努めていただき、感染症に対し「安全・安心なまちほくと」が維持できるよう御協力をお願い申し上げます。

こうした中、国では、4月に重症化予防を目的として、3回目の追加接種から5箇月を経過した、60歳以上の高齢者の方、及び18歳から60歳までの基礎疾患等を有する方を対象に、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について方針が打ち出されました。

市では、この方針に基づき、先月18日に所要の経費を計上した予算を専決処分し、先月下旬から対象となる医療従事者を先行して接種を始めると同時に、一般の対象者の方には接種券を順次発送し、今月27日から市内17医療機関での個別接種と、集団接種によるワクチン接種を開始します。

今後も、新型コロナウイルスワクチンの接種促進を図るため、接種及び相談体制の充実や、正確な情報提供に努めてまいります。

一方、国では、アフターコロナ時代を見据え、今月10日から、訪日観光客の受入れを開始します。

本市においても、世界に認められる観光地となることを目指し、インバウンド施策を進め、併せて、姉妹地域のアメリカ合衆国ケンタッキー州マディソン郡地域との国際交流事業を再開し、産業や教育分野での交流の拡大を図ってまいります。

 

  • 市政の状況

北杜チャレンジプランに係る市民説明会

市では、昨年度、「第3次北杜市総合計画」と「新・行政改革大綱」の2つの重要計画をまとめた「北杜チャレンジプラン」を策定しました。

このプランが目標とする「2030年のありたい姿」を市民の皆様と共有し、目標に向かって共に取組を進めていくため、来月から、私自身地域に出向き、市民説明会を開催します。

説明会では、市の現状や、総合計画及び行政改革大綱の目的、「子育て支援」、「産業創出」、「行政改革」の3つの主要施策の内容について説明をしてまいります。

また、今回の説明会は、市民の皆様と膝を交えて、直接意見交換する貴重な機会でもありますので、北杜市の将来について皆様と共に考えていく機会にしてまいりたいと考えております。

 

本年3月12日に須玉町小尾の和田地区で発生した、大規模な火災について

この火災により、住宅、物置等38棟が焼失し、住民の方1人がお亡くなりになりました。

御遺族様のお悲しみ、いかばかりかとお察しいたします。

謹んでお悔やみ申し上げ、心より御冥福をお祈りいたします。

市では、この度の大火災を契機として、災害により被害に見舞われた被災者の方や御遺族の、生活復興の一助及び精神的な救済となるよう、見舞金や弔慰金を給付する制度を創設することとし、本定例会に所要の予算を計上しました。

火災により生じた、大量のがれきの撤去については、地域の皆様を始め、多くのボランティアの方々から、申出をいただき、また、がれきの運搬から処理に関しても、市内外の事業者の皆様の御厚意により、行っていただけることになり、今月から撤去作業が行われております。

地域の皆様の御努力と御協力いただける皆様に敬意と御礼を申し上げるとともに、和田地区の復興を切に願うものであります。

市では、引き続き、防災対策に取り組んでまいりますので、市民の皆様におかれましても、今一度、防災や発災時の対策について考えていただきますよう、お願いいたします。

 

北杜市中部横断自動車道建設促進期成同盟会

先月13日に、国会議員、佐久市長、韮崎市長、市議会の議員を始めとする多くの皆様に、御出席いただく中、「北杜市中部横断自動車道建設促進期成同盟会」の設立総会を開催しました。

当日、急な公務により欠席となりました、長崎山梨県知事からも、熱い思いのこもったメッセージをいただきました。

期成同盟会では、市内の16の関係団体から御賛同いただき、無事に設立することができたところであります。

今回の設立に当たり、準備の段階から多くの方に御協力をいただき、改めて感謝申し上げます。

今後、この「期成同盟会」を中心に、中部横断自動車道北部区間の事業の推進、早期開通に向けた北杜市の想いを、これまで以上に国や県に伝えてまいります。

併せて、本市が観光面、産業面において、多くの方に選ばれるブランド価値の高い地域となるよう、市民の皆様と一丸になって目指してまいります。

 

テレワーク施設の開設

コロナ禍を契機に、テレワークが普及する中、本市のような自然豊かな地方に住みながら、二拠点居住を選ぶ方が増えております。

市においても、二拠点居住を希望する方に選ばれる地域となるよう、先月、「旧道の駅小淵沢」の施設内に「道の駅こぶちさわサテライトオフィス」を、「長坂コミュニティ・ステーション」内に「コワーキングスペース」を開設しました。

「サテライトオフィス」は、4つのオフィススペースと会議室があり、小淵沢の観光の拠点となる、道の駅内にあり、その良さを活かしながら、企業の皆様が集い、交流し、新しいビジネスを創出していただけるよう整備しました。

「コワーキングスペース」については、JR長坂駅に隣接するアクセスの良さを活かしながら、個人がテレワークしやすい環境を整えており、特に、創業を志す利用者の方を中心に、地域との交流の機会を創出し、新たな事業の立ち上げを後押しするため、コミュニティマネージャーを配置しております。

また、この件に関し、市では、3月30日に、「株式会社LIFULL」様と二拠点居住の推進、及び移住定住促進の取組に関する協定を締結しました。

この協定に基づき、今後、利用者同士や地域の事業者をつなぐ、コミュニティマネージャーの人材育成や、ワーケーションツアー、オンラインイベントの開催等を実施し、東京圏在住者の呼び込みを促進してまいります。

今回のテレワーク施設の開設をきっかけに、子育て世代や若者世代の方が北杜市に移住し、充実した生活を送っていただけるよう、市内でのテレワークの推進を進めてまいります。

 

未来創造オープンカレッジ

本市にゆかりのある各界の著名人を講師としてお招きし、市民のシビックプライドの醸成や、未来に果敢に挑戦していくスピリットを学ぶ場として、本年度、「未来創造オープンカレッジ」を開催することとしております。

先月22日、「第1回 未来創造オープンカレッジ」を、「長坂コミュニティ・ステーション」において開催しました。

講師に、明野町出身で、本市と連携協定を締結している「株式会社メルカリ」の取締役会長の小泉文明様をお招きし、「地方の可能性、北杜の魅力・活かし方」と題し、お話していただきました。

小泉様からは、北杜市の可能性について、「市民が地域に誇りや自信を持ち、みんなで地域を盛り上げていくことが、地方の強みであり、今ある資源の本質的価値を如何に伝えていくかが大事である」と話されていました。

今後も、このオープンカレッジを通じて、様々な視点から、本市の魅力を語っていただき、市民の皆様と共有してまいりたいと考えております。

 

子育て支援施設の整備

「第3次北杜市総合計画」では、「子育てするなら北杜」と多くの方に共感される「子どもが賑わうまち」を目指していくため、親子が気軽に集い、交流ができる子育て支援の拠点の整備について、検討しているところであります。

検討に当たり、子育て世代が求めている、公園や屋内遊び場を把握するため、アンケートや聞き取りを行い、「北杜市子ども・子育て会議」や「ほくと子ども育成戦略会議」の委員の皆様からも御意見を伺いながら、本年秋以降に設計業務に着手できるよう準備を進めてまいります。

 

「環境保全基金」と「芸術文化スポーツ振興基金」

毎年、多くの企業、個人の皆様の御協力をいただく中で、市や、市内の団体の皆様が実施する、環境保全や、芸術文化及びスポーツの振興に資する事業に基金を活用しております。

本年度の「芸術文化スポーツ振興基金活用事業」では、市内で開催される芸術や文化の3つのイベントに、市内の小学生を招待することとしております。

イベント開催が緩和される中で、子ども達が一流の芸術文化に触れることで、感性が磨かれることを期待するところであります。

 

スーパーサイエンスハイスクール

甲陵高等学校では、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として、2期、10年にわたり取り組み、科学分野を中心に、自ら考え、行動し、伝えることができる人材の育成に寄与できるプログラムとして、甲陵高等学校を特徴付ける取組となっております。

こうした中、今回、本年度から5年間の第3期の再指定を受けることができました。

今期の活動においても、国際的な科学技術人材の育成を図るため、市内の企業や研究機関等と連携し、理数系教育に重点を置いた実践研究の活動を、引き続き行ってまいります。

市といたしましても、国内外で活躍する人材が育成され、将来、ふるさと北杜に戻り、地域において活躍していただける人材が輩出されるよう、学校の取組を支援してまいります。

 

企業や大学との新たな連携

 

「株式会社クラッソーネ」様との連携協定

市では、今後予想される空き家の増加を抑制するため、家屋の所有者が解体に関して検討が行えるよう、AI 人工知能による解体費用シミュレーターのサービスを提供している、「株式会社クラッソーネ」様と先月16日に連携協定を締結しました。

今回の協定により、所有者はスマートフォンやパソコンを用いて、北杜市版の特設サイトで、家屋の解体費用の目安を容易に確認できることが可能となりました。

また、解体を希望される場合は、サイト内で工事の依頼も行えることから、現在、「北杜市建設安全協議会」の御協力をいただく中で、施工業者の登録に向けた体制整備を進めており、引き続き、空き家の適切な除却の促進に努めてまいります。

 

「山梨学院大学」様との包括連携協定

今月2日、「山梨学院大学」様と、「スポーツの力」を活かした地域創生に関する包括連携協定を締結しました。

本協定では、「山梨学院大学」様が持つ専門性の高い人的・物的資源や科学的な知見等を活用することで、市の諸課題の解決や、「山梨学院大学」様の教育研究の発展を目的とし、オリンピックレガシーの活用、高齢者の健康の見える化、アウトドアアクティビティの開発等の取組を進めてまいります。

この取組を通じて、一流のスポーツ文化に触れる機会を創出し、市民の皆様がスポーツを身近のものとして楽しみ、健康づくりにつながるよう期待するものであります。

 

「株式会社A.L.I.Technologies」様との連携協定

将来のドローンによる物流を見据える中で、市内での小型無人機の離着陸や、保守運用が安全に行われ、市民の皆様が安心して、その利便性を享受できるよう、AI 人工知能搭載型のドローンや、エアモビリティの開発に取り組んでいる、「株式会社A.L.I.Technologies」様と、今月3日、連携協定を締結したところであります。

今後、本市をフィールドに、空のインフラの構築や普及、災害時の活用、さらにエアモビリティ関連の実証実験に、同社と協力して取り組んでまいります。

 

公共施設を利用した再生可能エネルギー施設の導入

先月、「北杜市役所本庁舎再生可能エネルギー等導入事業」に係るプロポーザルを実施し、優先交渉権者の選定を行いました。

現在、契約事務を進めているところであります。

「ゼロカーボンシティ」を目指し、今後、更なる二酸化炭素の削減に取り組んでまいります。

 

北杜市立小中学校適正規模等審議会

北杜市立小中学校の適正規模等については、令和元年8月に「北杜市立小中学校適正規模等審議会」に諮問し、11回にわたる審議会を経て、本年3月末に、市教育委員会に答申書が提出されました。

答申では、中学校同士の水平統合、小中学校の垂直統合、また、それらの組み合わせの、3案が示されたところであります。

今後、この答申と「新・行政改革大綱」の視点を踏まえ、より具体的な検討を行うため、新たに「北杜市立中学校再編整備検討委員会」を設置し、中学校再編に向け方向性を固めてまいります。

 

清里地域の活性化の取組

本年3月に、清里地域の活性化を目指し、第1回の「清里地域活性化委員会」を開催しました。

各委員から清里の将来像などについて御意見をいただいたところであります。

また、同月には、清里地域の観光の方向性を探るべく、「ウェルネスツーリズム」についてのオンライン勉強会を開催しました。

今後、専門家を招いたブランド化に向けたグループワークや、地域の皆様から御意見御提案を伺いながら、本年度末を目途に、「清里ルネサンス計画」を策定してまいります。

 

八ヶ岳スケートセンター

本年度、市に譲渡されました「八ヶ岳スケートセンター」に関して、4月27日、「八ヶ岳スケートセンター管理運営委員会」を開催し、今後の運営目標の設定について御検討をお願いしたところであります。

また、先月9日に「八ヶ岳スケートセンター周辺地域活性化協議会」を開催し、周辺地域の目指すべき将来像とターゲットについて検討をいただきました。

本年11月には、スケートリンクをオープンし、リンク内側のスケートボードなどの整備については、来年度中の完成を予定しておりますので、スケートセンターの円滑な運営と利用者増加を目指し、引き続き、各委員会等で検討を進めてまいります。

 

マイナンバーカードの普及促進

マイナンバーカードは、行政手続きのオンライン化に必要不可欠なものとして、今後、医療や、就労、各種証明書など様々な分野での活用が期待されております。

国では、マイナンバーカードの普及促進と消費喚起を目的に、「マイナポイント事業(第2弾)」を実施しており、今月30日から全ての申込みが可能となります。

市では、この機会を捉え、今月1日から長坂総合支所に新たに「申請サポート窓口」を開設し、マイナンバーカードの交付申請に必要な、写真撮影から申請までの一連の手続きをサポートするとともに、今後、休日窓口を設けるなど、多くの市民の皆様が、マイナンバーカードを取得できるよう、支援に努めてまいります。

 

高根総合支所内へのATMの設置

昨年、「山梨中央銀行」様の高根支店の移転に伴い、地域住民の利便性を確保するため、高根総合支所内に「山梨中央銀行」様と「セブン銀行」様との共同ATMを設置することで協議が整いました。

コンビニエンスストアに設置されているATMとは異なり、利用手数料が無料となることから、地域の方には御利用いただきやすい環境となります。

御利用開始日については、夏以降となりますので、決まり次第、改めて周知いたします。

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お問い合わせ

北杜未来部 政策推進課

電話:
0551-42-1162
Fax:
0551-42-1127

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