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子育てのしやすさとは

更新日:

番号:8

趣旨

北杜市には各旧市町村ごとに小学校があり、旧町村に基づいた校区分けがされているのか思いますが、その校区は非常に広く、実際には自宅から近い距離に学校があるにも関わらず校区の定めのために遠くの学校へ通わなければならない事例を何件も耳にします。
通学距離による指定校の変更は北杜市の指定校変更許可基準に項目として入ってはおりませんが、全国的には学校選択制をとっている地域や通学距離の短縮を指定校変更の項目として設けている自治体もあります。自宅から近い学校へ通えることは単に子どもの通学距離短縮だけの問題ではなく、親にとっては遠回りをして学童保育へ迎えに行く手間の短縮にもなり総じて子育て環境の向上に繋がります。
そもそも自宅の近くに学校がないのは統廃合によって小学校が減ってしまったからであり、現役の子育て世代にはどうにもできない問題です。先代のコスト削減の不利益を被るのは現役子育て世代であり子どもたちです。せめて通学に関する制度だけでも柔軟にするよう改善して下さい。そしてまた、こうした問題が起ころうとしています。中学校の統廃合問題です。
2021-2025にかけての新・行政改革大綱には校舎の老朽化と財政負担の軽減などのために市立中学校の統合・再編を進めるとあります。また学校が遠くなるのですか?
スクールバスや自転車で通えない範囲の子供は保護者による送迎が必要となり、そのためには働き方を変えざるを得ない現役世代の貧困は加速するばかりです。
加えてこれらの話合いは現役世代の我々には何の情報や進捗も知らされておりません。
例えば市立中学校再編整備検討委員会、市立小中学校適正規模等審議会。意見を届ける委員の名簿はどこに公開されているのか、委員の中に当事者の代表が含まれているのかも分からない。せめて当事者となるこどものいる家庭に情報が届くよう、保育園や各小中学校に窓口を置いて意見を集めたり資料や議事録を公開するなどの措置が必要ではないでしょうか。
全ての情報は市のHPに載せてあるから自分で欲しい情報を探せと言うのでは、どんなに感度の高い人でも行政と同じレベルで対応していくのは困難です。
市民参画をすすめるために、しっかりと種を蒔いて当事者に情報が届くように配慮してください。そしてまたコスト削減の不便・不利益を子育て世代に負わせるのであれば、それで「子育てするなら北杜」と思うのかよく考えてください。

対応内容

本市においては、お住まいの地域によって、あらかじめ通う学校が決められている小学校区・中学校区を旧町村単位で設けております。
住んでいる地域の学校に通学することにより、交差点での交通指導やボランティア、地域住民の学校行事への参加など、日頃から子供と地域住民との交流の場が設けられ、子供を見守る目が増え、防犯にもつながることに加え、地域とのつながりがより深まるものと考えております。御指摘のとおり、必ずしも自宅から一番近い学校が指定されるわけではありませんので、場合によっては通学距離が伸びてしまうこともありますが、遠距離通学の緩和のためのスクールバスの運行や通学補助制度により、通学への負担軽減を図っているところであります。
中学校の再編につきましては、中学校の小規模化に伴い、クラス替えができないため、多様な人との人間関係が育まれにくい。部活動の数や種類が制限される。また、学校単独でのチーム編成ができない等の課題を解決するため、8町村が合併し誕生した北杜市において、近くに学び合える仲間がいる状況の中、中学生という発達段階において、実際に関わり合うこと、交流し合うことの重要性や生徒の学習環境、生活環境、また、学校の教職員の配置等も含め、総合的に検討を行っております。
検討の過程において、スクールバスを含めた通学方法についても、今後検討していく重要な課題でございます。また、生徒数の増加に伴い、現在の校舎が使用できるのか、増築するのか、新築するのかなどについても、今後検討を行っていくこととなります。
今後、令和4年度の検討会の内容について、各学校及び各地区において説明する機会を設け広く市民の声を伺い、それを踏まえて更に検討を行い、具体的な方向性を定めていきたいと考えております。

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