市民への石鹸使用推奨と香害理解促進の取り組みを要望します
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番号:2
趣旨
私は5年前にCSと診断され、3年前に香害で呼吸困難となり横浜から北杜市に避難してまいりました。
市ではポスターでの周知などしていただいておりますが、周辺のほとんどの方が香害製品使用者で大変困っております。
市がオーガニックヴィレッジ宣言をされているというニュースを聞きましたが、健康被害や環境破壊は農薬・化学肥料などに限った話ではなく、香害の原因となる石油化学製品由来の排水や揮発性有機化合物の影響が深刻な状況となっていることにも目を向け、取り組みを行うことが喫緊の課題と考えております。農家の方がこれらを使用されると、折角の有機農産物にも香害原因物質が付着し、それが消費者の元へ巡ってくることとなります。他の自治体で行われている取り組みを是非とも北杜市でもやっていただきたいと強くお願い申し上げます。
対応内容
柔軟剤などに含まれる香料などの化学物質により引き起こされる体調不良については、市でも令和元年度からポスターやチラシを作成し周知に努めており、「香害」という名称については、徐々にではありますが認知されはじめています。しかしながら、更なる周知を図る必要があることも感じ、昨年度においても、ポスターなどの啓発資材を新たに作成し直し、市役所庁舎などの公共施設のほか、商業施設・病院等へもお願いし掲示していただいております。
国では、「香害」の健康被害について国会で質問されるなど、「香害」が認識され始めたところであり、今後の調査研究で、香料のどのような成分が体調不良を引き起こしているかが解明され、原因物質が特定されれば法規制へと繋がっていきます。今は、行政において消費者などへの規制ができる段階ではないことから、市では周知活動を中心に進めており、今年度も事業者や市民の理解を得た行動変容を促せるよう、引き続き「香害」の症状などを記載したポスターやチラシを通じて周知を実施しています。市民の皆さんが、香害に苦しんでいる方々について知ることで、自身の合成香料の使用について考え、行動に移していただけるように取り組んでまいります。
現在、市役所庁舎などの行政施設においては、手洗い用石けんなどの無香料化をすすめています。市民の皆さんが快適に過ごせる空間が、少しでも提供できればと考えております。
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