山梨県自治体初!イクボス宣言
平成29年1月26日に行われた市政報告会にて、渡辺市長ほか特別職と幹部職員が「北杜・イクボス宣言」をしました。
この宣言は、市役所をはじめ、地域や市内企業・団体が生活と仕事との調和を実現することで、地方創生の更なる深化を図っていくものです。
イクボス宣言とは?
イクボス宣言とは職場で共に働く部下やスタッフに対して上司が行う宣言です。
仕事と育児・介護を両立することができるよう部下やスタッフと共にワークライフバランスを考えて、その人のキャリアや人生を応援することを宣言することです。
イクボス宣言を行うことで、育児休暇を取得しやすい環境を創出し、女性だけでなく男性も積極的に育児に関わることができる職場環境になります。
イクボス宣言の必要性と効果
北杜市は少子高齢化が進み続けています。
生産年齢人口(労働力人口)が減少することで地域経済が衰退し、まちの活気が喪失され、人口減少に拍車がかかります。
労働力人口の減少を最小限度にとどめることや、減少する労働力人口の中でも地域経済を衰退させないことなどを考えなければなりません。
たとえば、女性や障害者等の活躍促進、介護やメンタル不調等による離職の抑制、出生数の増加(子育て環境の整備)、若者世代の転出抑制、長時間労働の抑制などによる業務の効率化です。
このような取組が市内に定着していくことで、労働力人口の確保、労働生産性の向上、魅力ある職場環境の創出等につながり、”愛でつながる北杜市”が実現していきます。
宣言文を手にする渡辺市長(正面右)
この日行われた市政報告会の後には「笑っている父親を増やしたい」と講演や絵本の読み聞かせなどを全国で行っているNPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也氏による講演会も行われました。
「地域の魅力はイクボスから!!」~暮らしやすさと働きやすさとは~をテーマに講演を行う安藤氏