名誉市民・市民栄誉賞

  1. 北杜市の名誉市民
  2. 北杜市の市民栄誉賞

北杜市の名誉市民

「名誉市民条例」(平成17年北杜市条例第23号)に則り、北杜市では、文化、政治、経済などを通じて、広く社会の発展に卓越した功績があり、市民から郷土の誇りとして尊敬されている方に名誉市民の称号を贈ります。

第一号平山 郁夫

日本画家、東京藝術大学学長、ユネスコ親善大使、文化功労者(1993年)

平成17年10月15日北杜市名誉市民(第一号)の称号を贈る。「シルクロード」をテーマにした作品を多く手がけ、国内のみならず世界各国でも高い評価を受けている。2004年には北杜市に「平山郁夫シルクロード美術館外部リンクが開きます」を開館し、北杜市の文化・教育・観光振興に大きく貢献されたことが評価された。

平山郁夫(ひらやまいくお)氏のプロフィール

1930年広島県生まれ。1945年中学在学中に広島で被爆。1947年東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画予科に入学し、前田青邨に師事する。1952年同校日本画科を卒業とともに同校副手となり、その後助教授、教授を経て1989年に第6代学長に就任する。在学中の1953年に第38回院展に初入選。以後、さまざまな受賞とともに、精力的に個展などを開催。特に、1959年に被爆の後遺症で苦しむなか描き上げた作品「仏教伝来」で院展入選以来、仏教からやがて仏教を伝来したシルクロードをテーマにした作品を数多く発表。また、国内外の文化財保護を通じた平和活動を提唱。1998年には文化勲章を受章。2009年(平成21年)12月2日逝去。

 

第二号白倉 政司

初代北杜市長、元高根町長、元山梨県議会議員
令和2年5月10日北杜市名誉市民(第二号)の称号を贈る。山梨県議会議員に初当選して以来7期25年、その後高根町長として北杜市合併に向け尽力され、平成16年11月に北杜市が発足してからは、3期12年を初代市長として活躍され、「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」の実現に向け様々な事業を推進される一方、財政の健全化を一番の命題に掲げ市債残高を大きく改善するなど、現在の北杜市の地盤を築くとともに、地方自治の推進に大きく貢献されたことが評価された。
 

白倉政司(しらくらまさし)氏のプロフィール

1947年(昭和22年)高根町生まれ。1979年(昭和54年)4月に山梨県議会議員に初当選し、2004年(平成16年)6月まで7期25年の長きにわたり同職を務める。また、同年7月から10月までは旧高根町長を、同年11月からは平成の大合併により誕生した本市の初代市長に就任し、2016年(平成28年)11月までの3期12年にわたり市政の推進に尽力した。
「新しい時代の新しいふるさとを創ろう」と、“市民と共に”を基本姿勢に、市民が豊かさを実感できる北杜市を創るため、「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」を将来像として「8つの杜づくり」をスローガンに掲げ、人づくりがふるさとづくりの原点であるとした「原っぱ教育」の提唱・推進、北杜市に居ながらにして一流の文化・芸術に接することのできる機会の創出、産業を興し就労の場を確保するための企業誘致、人口減少に歯止めをかけるための子育て支援策、移住・定住促進事業など、特色ある数々の施策を展開することにより、市民が希望を持ち安心して暮らせるまちづくりに取り組んだ。
また、財政の健全化を「一丁目一番地」として市の最重要課題に位置付け、積極的に行財政改革に取り組んだ結果、全国においても類いまれなる財政状況の改善が図られ、国・県からも高い評価を受けるなど、その卓越した指導力と豊富な政治経験を活かし、常にチャレンジ精神と改革意識を持ち、「ベンチャー自治体北杜市」としての礎を築いた。
このように、山梨県議会議員に当選して以来、常に県民のため市民のために、持ち前の行動力と情熱をもって地方自治に全力で邁進した功績により、2017年(平成29年)秋の叙勲において旭日中綬章を受章。2020年(令和2年)従四位を受章。
5月10日逝去。

北杜市の市民栄誉賞

北杜市では、産業や経済、スポーツ、文化などの分野で輝かしい功績をあげ、市や市民に縁が深い個人・団体に市民栄誉賞を贈ります。

第一号清春芸術村吉井長三

財団法人清春白樺美術館理事長

1980年の開村以来、30年に亘り優れた芸術文化に触れる機会の充実と文化のかおりに満ちあふれる地域づくりを積極的に推進。文化芸術の振興及び市のイメージアップのうえで果たす効果は絶大なものがある。また、美術館の持つ質の高い芸術作品に触れる機会を増やすため、学校教育活動の一環として利用する際に入場料を免除するなど、市の情操教育に大きく貢献した。

第二号清里フィールドバレエ実行委員会

地域に根ざした本物の文化・観光の確立をめざし、バレエシャンブルウェストの主宰者である今村博明氏と川口ゆり子さんの協力のもと1990年からスタートし、フィールドバレエのファンが日本全国から集まる知名度の高い文化事業となった。
また、東日本大震災時には被災した東北地方において、5月から約1ヵ月間20ヶ所での公演を行い、避難生活を送る人たちに感動と元気を与えた。
これは、バレエの素晴らしさだけでなく、自然の雨や風に鍛えられた歴史が震災を受けた人たちに伝わったものであり、この活動が、被災地の復旧・復興に向け多大な貢献となったと評価され、経済産業大臣から表彰を受けた。

第三号株式会社アルソア本社

北杜市の自然美に輝く歓びに共感し、八ヶ岳南麓の緩やかな山裾に広がる小淵沢町に本社を設立、高い求心力と文化性を備えた本社新社屋を完成させた。
豊かな自然の中で、多くの文化人が活動の拠点としている北杜市を舞台として、21世紀の新しい生き方や生活を提案するコミュニティの場の醸成にも寄与している。特に心と体の健康づくりのための諸活動を積極的に推進するとともに、芸術・文化の振興に貢献した。また、特定非営利活動法人八ヶ岳自然村を設立し、芸術・文化の振興や社会教育の推進など、社員一丸となって地域活性化事業に取り組んでいる。

第四号公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館

シルクロードの文化と歴史の顕彰に努めた故平山郁夫氏の絵画と、シルクロードに関する美術品の収集と公開、調査研究、講演会等を通してシルクロード文化と日本画への理解と普及のため国内外で活動している。
本市においては、特に子どもたちのための教育活動に積極的に取り組み、市内小中学校の教員や子どもたちへの美術館の無料開放などは、一流の美術作品をより身近なものとして鑑賞することができる教育の場となっているほか、美術の調査研究を助成する事業も行っており、その多様な活動により文化・芸術の振興に貢献している。

第五号サントリーホールディングス株式会社

「人と自然と響き会う」を企業理念に、ウイスキーやワイン、ミネラルウォーター、清涼飲料や健康食品などの事業を展開されるとともに、自然環境の保全、再生への取り組みも主幹事業として進めている。この取り組みを「天然水の森」と名づけ、「水と命の未来を守る森」、「自然との共生」を目指し、「森づくり」や生物多様性保全の象徴である「愛鳥活動」、水の大切さを子どもたちに伝える「水育」の活動を実施しており、本市が誇るこの自然を守る取り組みは、「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」の実現に大きく貢献するものである。

第六号株式会社NTTファシリティーズ

平成4年の設立以降、エネルギー事業分野に注力した事業を展開している。
本市においては、地球温暖化防止対策の基軸フィールドに位置づけ、太陽光発電の実証研究を行い、優れた研究成果を提唱した。その後も北杜サイト太陽光発電所において構築されたノウハウを駆使し、安定的な発電、電力供給を実現している。また、本市新エネルギー施策の推進に伴う各種事業等への労苦を惜しまぬ協力、支援により「環境日本一の潤いの杜づくり」に大きく貢献している。

第七号コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社

独自の「い・ろ・は・すの森活」プロジェクトによる森林整備の推進や地域の環境保全活動への積極的参加による本市の環境保全への貢献のほか、白州工場の新倉庫の建設や本市の水を使用した商品の販売等を通じ本市の名声を高めており、本市の目指す「人と自然と文化が躍動する環境創造都市」の実現に大きく貢献している。

第八号熊本県果実農業協同組合連合会

本市の良質な水を使った清涼飲料水を生産し、商品販売を通じて、本市の名声を高めている。また、長年にわたり環境保全施策のため、地域の美化活動や南アルプスユネスコエコパークの活動に積極的に参加するほか、雇用面においても市内の若者の雇用を積極的に行うなど、本市の環境保全や若者の定住促進による地域活性化に貢献している。

第九号山梨銘醸株式会社

本市の良質な水や米を生かした商品を開発し、国内外の様々な品評会等で高い評価を受けており、本市の名声を高めている。また、永年にわたり、環境保全施策の推進のため、「環境保全協力金」として金員を寄附、市内の酒米の作付けの拡大による農業振興の推進や市内地域密着企業として地域事業へ積極的に参加するなど、本市の環境保全、まちづくり推進に大きく貢献している。

第十号株式会社ミヨシグループ

本市を種苗の研究開発から生産、販売までの拠点として位置付け「八ヶ岳営業育苗センター」を開設。育成された花々はこれまで数々の賞を受賞しており、本市の名声を高めている。永年にわたり、保育園や学校等に数多くの花苗を寄贈しており、次世代を担う子どもたちの環境教育、花育の推進、地域の環境美化へ貢献しているほか、子育て中の社員の働き方改革にも取り組み、本市の子育て支援策推進にも貢献している。

第十一号飯田忠子

永年のスポーツ推進委員(旧体育指導委員)の活動を通して、市民の健康や体力向上に寄与し、本市の生涯スポーツの推進に多大な功績を残すとともに、「ウォーキング大会」を継続的に開催し、本市の名声を高めた。また、子どもたちの見守り組織を立ち上げ、地域の子どもの安全、安心な地域づくりを進めるなど多方面で活躍しており、本市の「女性の活躍」の推進に大きく貢献している。

第十二号河正雄

美術品収集家として、在日韓国人文化芸術協会を設立後、韓国内及び日本国内の多くの美術館・博物館に美術作品資料等を寄贈し、支援・育成の活動を続けており、浅川伯教:巧兄弟資料館にも多くの資料を恵贈・支援している。また、日本とアジアの未来を築き、つないでいこうという趣旨の下、私塾「清里銀河塾」を毎年清里で開催し、本市の名声を高めているほか、日韓の架け橋としても活躍しており、本市の国際交流の推進に多大な功績を残している。

第十三号金田一春彦ことばの学校実行委員会

国語学者の金田一春彦氏が寄贈した約2万冊を収蔵した「ことばの資料館」を核に、地域の方々との親交や出会いを大切にしながら、ことばに関する授業「金田一春彦ことばの学校」を開催。北杜市の魅力の発信をするとともに、方言の歴史やおもしろさ伝え、市民の教育奨励に多大な功績を残した。また、多くの市民に本の楽しさを伝え、本市の特色ある「図書館文化」を創生した。

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