【令和3年4月1日】定例記者会見を開催しました

迅速な情報提供と情報の透明性を図るため、定例記者会見を開催しました。記者会見の内容は、以下の通りです。

関係人口について

3月17日発表の国土交通省の調査により、北杜市は、日常以外に特定の地域を継続的に訪れる「関係人口」が、全国的に見て非常に多いことがわかりました。北杜市は、3大都市圏からの移動者が平成24年から平成31年まで8年連続して、転入超過となっております。調査からは、関係人口の来訪が多い地域は、3大都市圏からの移住も多いという、相関があることが明らかになりました。今後も、豊かな自然環境をはじめ市の特色ある魅力を大切にし、北杜のファンを増やし、移住先として選ばれる地域として、さまざまな施策に取り組んでいきたいと考えております。

新型コロナウイルスワクチン接種について

新型コロナウイルス感染症にかかる1都3県への緊急事態宣言が、3月21日に解除されました。しかしながら、全国的には、感染者数が大幅に増えている地域もあることから、リバウンドが懸念されております。感染の再拡大を防ぐための対策の一番の柱は、安全、迅速なワクチン接種です。市内に住民票がある65歳以上の皆様には、4月12日から接種券を郵送させていただきます。ワクチン接種や送迎の受付は、4月20日から、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターにおいて開始します。なお、接種は5月10日から、市内16箇所の協力医療機関、市内4箇所の集団接種会場で進めてまいります。ワクチン接種会場までは、個別接種の皆様は乗り合わせタクシーを、集団接種の皆様はピストンバスをご利用ください。接種予約および送迎方法については、コールセンターでご案内しておりますので、お気軽にお電話ください。また、ワクチン接種の取り組み状況については、随時、市のホームページにて市民の皆様に情報提供してまいります。

新型コロナ対策事業について

厳しい状況の中でも、未来を担う子どもたちを第一に考え、ひとり親世帯や所得が低い子育て世帯に対し、子ども1人あたり5万円を給付します。児童扶養手当受給世帯については、5月の支給日に合わせ支給させていただき、その他の低所得の子育て世帯については、直近の所得額の確定後、早期に申請受付を行ってまいります。ひとり親世帯については、令和3年度の特例措置として、月々10万円の給付金付きで、IT分野や農業関係など、幅広い資格を取得できるよう支援します。また、新型コロナの影響により、雇用先からの解雇等に伴い、現に居住している住居からの退去を余儀なくされる方々を対象に、市営住宅を一時的に提供させていただきます。事業者向けの応援としては、売り上げが大きく減少した中小企業者のうち、国の「持続化給付金」の対象とならなかった市内事業者には最大10万円、人格のない社団等には最大50万円、コロナの影響により利用者が大幅に減少したバス・レンタカーの事業者には最大100万円、タクシー事業者には最大35万円の応援金を支給します。

「必要な支援を必要な人に」、「必要な支援から漏れる人がないように」を基本に、「今やらなければならないこと」をしっかり整理し、支援を行ってまいります。

ふるさと納税担当の配置について

令和2年度においてふるさと納税の実績が5億円を超える目覚ましい飛躍が図られました。このことを持続し、さらに加速させるため組織の見直しを行うこととしました。見直しとしましては、地域交流担当の名称をふるさと納税担当に改めます。現在の地域交流担当の分掌事務内容はそのままとし、職員を1名増員し5名の体制に改めます。このことにより、ふるさと納税業務に専念できる職員が増員され寄附額の増額が見込めることから、市全体のプロモーションPR活動を積極的に行い、新たな関係人口づくりと寄附者獲得を目指します。具体的な業務としましては、四季の風景や、市民、生産者の想い、特産品、観光地等の動画の配信、寄附者への細やかな対応、事業者と連携した人気商品の構築、特別な返礼品の交渉、調達、在庫確保、本市特設サイトへの掲載を考えております。また、企業版ふるさと納税獲得に向けて、私自らが本市に関係ある企業を訪問し、寄附金額の向上に努めてまいります。将来的には、ふるさと納税課を設置し、さらに積極的に取り組んでまいります。

市民のための市役所ガイド役の配置について

配置の目的としましては、市役所本庁舎の担当窓口の複雑さを解消し、市民目線による「すべての市民にとってやさしい市役所」を実現するため、それぞれの窓口をつなぐコンシェルジュを配置し、サービスの向上につなげてまいります。コンシェルジュは、市役所業務全体の基本知識を備えた役所退職者等を配置し、担当課への適切な案内や情報提供、簡易な相談についての対応が業務となります。また、複数の手続きで困っている方へ声掛けを行い各担当課への誘導や申請書作成の手助け・高齢者や体の不自由な方へは寄り添いながらやさしい対応を行ってまいります。部署を超え各課との連携を図り迅速で親切な支援を行うことにより、市民にとって来庁時の不安や疑問の解消、各種届出・手続きへの負担軽減、職員においても窓口案内・手続きの効率化、更に職員一人ひとりが市民に対するおもてなし精神の醸成を図ることにより市民目線の窓口サービスの提供を図ってまいります。

八ヶ岳スケートセンターについて

山梨県立八ヶ岳スケートセンターの譲渡に関して、長崎知事をはじめ県関係の皆様には、施設の無償譲渡などの本市の要望に対して、ご理解をいただき、基本協定を締結できたことを、大変心強く思っております。当センターは、これまで県において、様々な運営改善の取り組みがなされてきたところですが、今後、市営施設として運営していくに当たっては、年間を通じた施設の活用が大きな課題であると考えております。こうした課題の解決には、夏場の活用や施設周辺地域の活性化を通じた、地域全体の魅力向上が重要なポイントになると考えておりますので、今後、可能性をしっかりと検討していきます。協定締結を出発点として、本市の特色を活かした、市民に愛され、地域活性化の拠点ともなるスケートセンターとして生まれ変われるよう、市と県が一体となり、運営の健全化と施設周辺地域の活性化に全力で取り組んでまいります。

浅川兄弟顕彰事業について

浅川巧生誕130年、没後90年、偲ぶ会の創立25周年、浅川伯教・巧兄弟資料館開館20周年となる大きな節目の年となります。記念事業として浅川伯教・巧兄弟資料館では、浅川兄弟学習漫画の発刊、開館20周年記念パネル展、映画「道―白磁の人」の上映会などを行います。さまざまな事業を通じて、浅川兄弟の精神を広く市内外に発信してまいります。

長坂総合スポーツ公園陸上競技場のリニューアルオープンについて

昨年9月より改修を行ってきました長坂総合スポーツ公園陸上競技場の工事が、3月に完了いたしました。長坂総合スポーツ公園陸上競技場は、サッカー、グランドゴルフ、ウォーキング等で市民の皆様に幅広く利用されておりましたが、サッカーコートが天然芝であったことから、芝の養生のため冬季利用や連続利用が制限されてきました。このことから、通年で市民の皆様が気軽にスポーツが楽しめる環境づくりのため、人工芝への改修を行いました。今回の改修により、105m×68m、いわゆるフルピッチのサッカーコート1面、少年用コート2面、また、熱中症対策となる温度抑制用散水システムを整備いたしました。陸上トラックにつきましても、クレイの再舗装、レーンマークの設置等、走行路の整備を行っております。既に市内の団体等から、大会や練習の利用申込を多数いただいており、市民の皆様の体力向上、競技力向上の施設として活用していきたいと考えております。今回の改修を記念し、4月11日にリニューアルセレモニーを開催いたします。セレモニー終了後には、北杜高校、帝京第三高校のサッカー部の皆さんによる記念試合を開催しますので、ぜひ取材してくださいますようお願いいたします。

 

市民の皆様にお願い

本来、歓送迎会などが行われる時節柄でありますが、コロナ感染防止のため、大人数での会食を控える、三密を避ける、マスク着用、手洗い・うがいの徹底を改めてお願いいたします。不自由な生活が続きますが、もうしばらく我慢することに対し、御理解・御協力をお願いします。

 

質疑応答

(※令和3年4月1日現在の状況でお答えしています)

記者

ワクチン接種のことでお伺いしたいのですが、集団接種と個別接種両方するということで、だいたい割合はどれくらいを想定されているのかと、個別接種は接種できる人数に限りがあると書いてあるのですが、基礎疾患がある方が優先的に接種できるなど条件があるのでしょうか。


部長

まず集団接種と個別接種の割合についてですが、接種できる方の優先順位があらかじめ決められております。ただワクチンの供給量がまだはっきりしていません。まずは4月26日からの1箱というところが確実になっております。それについては個別接種を中心に行っていく運びではありますが、それ以降につきましては、供給量によって個別・集団という方法を医師会の方々に相談の上決めていきたいと思っております。

人数に限りがある、その条件ということですが、やはり優先順位というものがありますので、その順位に沿って接種をしていただくことになりますが、いずれにしましてもワクチンの供給量が未確定なところがありますので、その供給量によって確定していくものと思いますのでよろしくお願いします。

記者

ワクチン接種のことで、1回目の接種が5月10日ということで、2回目の接種が開始になる日は何日を想定していますでしょうか。

部長

2回目の接種は、1回目から2週間後(※後に「3週間後」に訂正)は接種しないということになっていますので、それに合わせる形で、順序良くまた無駄なく確実に接種できるようにしていきたいと思っています。

記者

2点ありまして、1点目はワクチンの件ですけれども、65歳以上は何人くらいいるのかというところと、今の質問にもありましたけれども2回目は3週間後からだと思うのですが、1回目の接種を受けたときに、2回目の予約ができるようになっているのか。今の話だとワクチンが確保できるかわからないということなので、2回目の接種はいつかわからないと言うのであればそれでもかまわないので教えてください。

市長

では、ワクチン接種班がありますので、そちらから説明させていただきます。

課長

今ご質問いただいた件につきましては、北杜市の高齢者の人口は18,000人いらっしゃいます。このうち、今想定しているのは、インフルエンザの接種の人数約70%として、想定で13,000人くらいが、高齢者(接種)人口となります。2回目の接種につきましては3週間後の接種というところであります。これは、今出回っておりますファイザーのワクチンについてはこの条件ということで進められております。2回目の予約でございますが、接種終了後に、再度2回目の予約を行うというふうになりますので、接種終了後に2回目の予診票を接種場所から受け取って次の予約をするという流れになります。

記者

2回目の人が必ずしも1回目の3週間後に打てるという保障は今のところないと、場合によっては4週間後だったり、あるいは予約で電話が殺到してしまうと予約が取れないと、そういうことでしょうか。

課長

1回目の接種のワクチンの量ということですが、今、国から示されている配布の方法としましては、箱単位でそれぞれ配布されます。こちらが1箱約1,000回分というふうになりますので、1回目の接種はその半分を使って、1箱で2回分とるということになっております。ですので、必ず2回目の接種は受けられるというふうになっております。

記者

2回目の人は電話予約先が違ったりするのか、それともWEBであれば、2回目の人はこちらといったようなわかりやすい表示がされているのか。

課長

原則、1回目と同じ医療機関で2回目を受けていただく予約ができるように考えております。WEBのお申込みについても、予約の方法は同じで、1回目の予約と同じところから入っていただくような形になる予定ですが、基本的には電話予約を中心にさせていただきますので、1回目の接種記録はこちらでも確認ができますので、できるだけ同じ接種機関で接種できるように進めていきたいと思っております。

 

 

 

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北杜未来部 秘書広報課

電話:
0551-42-1161
Fax:
0551-42-1127

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