令和5年12月5日、令和5年第4回北杜市議会定例会にて、所信表明をしました。
市長所信
令和5年第4回北杜市議会定例会の開会に当たり、私の市政の運営に対する所信の一端を申し述べますとともに、提出いたしました案件について、その概要を御説明申し上げ、議員各位、並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
- 現下の情勢と市の対策
先日の報道によりますと、今年の日本の「GDP 国内総生産」は、ドイツに抜かれ4位となる見通しとの発表がありました。
円安や低物価、低賃金の影響などにより、長期的な日本経済の低迷が主な要因と考えられております。
10月23日に開会しました臨時国会の所信表明演説において、岸田首相より「変化の流れを絶対に逃さない、つかみ取る」との話がありました。
経済や社会など、目まぐるしく変化する世界情勢の中で、変化をチャンスと捉え、日本経済の新たな転換点と位置付けた、今回の国の方針は評価できるものと考えております。
本市においても、コロナ禍が明けた本年は、正にチャンスであり、これまで以上にインバウンド誘客や輸出の強化、子育て支援、移住定住、産業創出、ふるさと納税等に政策資源を投入し、新たな価値創出に向けた取組を実行しております。
魅力的かつ優位性のある価値を作り、ヒトやモノ、お金の流れを呼び込み、市民に還元し、地域内で消費していく、このような地域経済を好循環に導き、誰もが幸せと豊かさを実感できる持続可能なまちを目指してまいります。
一方、昨年から続く、物価、エネルギー価格の高騰は、一向にとどまる所を知らない状況にあり、市民や事業者の皆様は、日々の生活に苦心されていることと思います。
冬のシーズンを迎える中、市民生活や地域経済を守るためにも、一刻も早い対応が求められております。
市では、先月17日に、国の「重点支援地方交付金」を活用した、住民税非課税世帯等への給付金について専決処分したところであり、必要とされている方に一日でも早く給付金が届くよう、準備を進めてまいります。
併せて、国の交付金等を財源として、市民の皆様の負担を緩和し、少しでも安心して暮らすことができるよう取り組んでまいります。
- 市政の状況
ふるさと納税の状況
昨年度の本市への「ふるさと納税」による寄附額は14億円を超え、制度開始以降最高額となりましたが、本年度は10月末時点で、昨年度の同時期と比較して約2倍の寄附をいただいていることから、本年度末には18億円を超えるものと見込んでおります。
全国の皆様から本市に寄せられる多大なる応援に感謝しているところであります。
また、「企業版ふるさと納税」については、トップセールスによる積極的な周知活動を行う中で、日本製の重機を海外向けに輸出する「株式会社サムコマースジャパン」様から御協力をいただきました。
こうした、本市に心を寄せてくださる皆様とのつながりを大切にしながら、今後も継続的な交流を行うとともに、本市の魅力を更に多くの方に知ってもらい、北杜ファンが獲得できるよう、シティプロモーションの取組についても充実してまいります。
市制施行19周年記念式典
先月1日、「八ヶ岳やまびこホール」において、「市制施行19周年記念式典」を開催いたしました。
当日は、山梨県知事代理並びに、山梨県議会議員の御来賓を始め、市政に係わる多くの皆様に御出席を賜る中、市民の皆様と共にお祝いすることができましたことに、深く感謝を申し上げます。
また、式典においては、日頃より市政に功労のあった方々への表彰をさせていただきました。
式典終了後には、来年の合併20周年に向けた「カウントダウンボード」の除幕式を行いました。
現在、市役所本庁舎の正面玄関に設置してありますので、市民の皆様と共に機運を高めてまいります。
中部横断自動車道
10月25日に中部横断自動車道の早期全線開通に向け、「2023ROUTE日本海-太平洋 促進大会」を市内で開催いたしました。
大会では、新潟、山梨、長野、静岡4県の沿線関係自治体を中心に、約360人の方々に参加していただき、高校生らによる意見発表や、上越市、佐久市、南アルプス市、静岡市の代表者と、全線開通による経済効果などについて意見交換を行いました。
また、山梨大学の武藤慎一教授による「中部横断自動車道北部区間 長坂~佐久小諸間の開通による整備効果」についての基調講演が行われ、開通後の本市にもたらされる影響の大きさを確認できたところであります。
10月27日、29日には、市内において山梨県による都市計画原案の住民説明会が行われました。
説明会には、多くの市民の方々が参加され、中部横断自動車道への関心の高さが感じられた中、県からは、詳細ルート案が示され、計画原案概要、今後の手続きの流れなどについての説明がありました。
都市計画原案の公表により、全線開通の早期実現に向けて更に前進しましたので、今後も沿線市町村、関係機関等と連携しながら、国や県に対し、積極的な働き掛けを行ってまいります。
GX推進プロジェクト
本プロジェクトは、官民連携による太陽光発電PPA事業の大規模実施と、地域新電力会社の設立を柱とした計画であり、これまでそれぞれの事業に係る公募を行ってまいりました。
PPA事業については、3者の参加意思表明があった中、最終的に1者のみの申請となり、審査の結果、候補者として選定したところであります。
現在、事業者において設計作業が行われており、本年度中には、いくつかの施設で工事が始められる予定であります。
地域新電力会社については、1者の応募がありましたが、一部要件を満たしていない点があったため、審査の結果、不採択としたところであります。
まずは、PPA事業を着実に実施しながら、地域新電力会社の設立については、再度、公募に向けた準備を行い、プロジェクトを進めてまいりたいと考えております。
一方、本年8月に申請を行いました、国の「第4回脱炭素先行地域」については、先月に不採択の通知がありました。
共同提案者、並びに計画に御協力いただいた関係者の皆様には、残念な結果となりましたが、多大なる御尽力を賜り、感謝申し上げます。
次回の募集については、現時点では未定でありますが、脱炭素に取り組むことは、必ず行わなければならないことでありますので、あらゆる手段を有効に活用しながら、今回の事業に挑戦する中で見出した、本市の課題解消に向けて取り組んでまいります。
こどもランド・こどもパーク整備事業
遊具の充実や資材高の影響により、本年9月の市議会定例会において事業費の増額をお願いしたところであります。
反対多数により、増額分の修正が否決されたことについては、市としても重く受け止めております。
しかしながら、大型複合遊具を備えた公園と、雨の日でも気兼ねなく使える屋内遊び場の整備については、これまでにも、多くの子育て世代から要望が寄せられてきました。
市では、このような市民のニーズにお応えするため、大型複合遊具を備えた「こどもパーク」を優先して整備することといたしました。
整備に向けて、既存設計を活用した中で、「高根ふれあい公園」への大型複合遊具の設置、及び駐車場の増設など、既存公園の再整備に必要な追加測量、図面修正及び電気・水道設備のルートの再検討といった、内容変更等に係る費用を改めて、本定例会に計上したところであります。
子ども達が賑わい、安心して楽しく遊ぶことができる公園は、本市にとって、「子育てするなら北杜」の理念を実現するために必要な施設でありますので、整備を進めてまいりたいと考えております。
白州保育園・西部こども園の大規模改修
本事業については、仮設園舎の設置を先行して進めているところでありますが、今般、既存園舎の大規模改修の設計が完了したことから、本定例会において改修工事に係る所要の経費を計上しております。
大規模改修については、屋外にあった廊下を屋内の廊下にする改修に加え、駐車場の拡充や園舎と遊戯室とのスロープの解消など、これまでの課題に対応した内容としており、子ども達の安全を第一に、令和7年度の事業完了を目指して整備を進めてまいります。
北杜市立中学校再編整備の説明会
本年6月から7月にかけて、PTAを対象とした説明会を市内小中学校17箇所で行い、先月には、地域の皆様を対象とした、地域説明会を市内8箇所で行いました。
説明会では、中学校再編整備に係るこれまでの経緯や、昨年度の検討委員会において意見集約された基本的な方向性などの説明を行ったところであります。
両説明会においていただいた貴重な御意見は、今後、更に具体的な検討を行っていく上で、大変重要なものでありますので、参考としてまいりたいと考えております。
八ケ岳スケートセンター
今シーズンは、今月2日にアイススケートリンクがオープンしました。
今月8日には、平昌オリンピックスピードスケート競技 女子500メートルで金メダルを獲得した、小平奈緒様を講師に迎え、「スケート教室」を開催いたしますので、より多くの方にスケートの楽しさを味わっていただきたいと考えております。
今後、リンク内側にミニスケートリンクとスケートボードエリアの整備を進め、来年度のフルオープンを目指してまいります。
また、整備に合わせて、先月13日からは、ミニスケートリンク整備に係る「ガバメントクラウドファンディング」を開始したところであります。
全ての施設が完成した暁には、年間を通して様々なスケートを体験できる、市を代表するスポーツ施設となりますので、皆様に親しまれる活気あふれる施設となるよう、PRに努めてまいります。
企業と連携した教育の取組
市では、「サントリープロダクツ株式会社」様と令和3年に「森と水を守る パートナー協定」を締結し、市内の全ての小学校で「水育」の出張授業を実施してまいりました。
本年度からは、小学校に加え、中学校においても「水育」授業を拡大することにいたしました。
まずは、2つの中学校での授業実施から始め、今後は、全ての小中学校において「水育」の授業を展開し、将来本市を担っていく子ども達に、先人が育んできた森林と水の大切さを伝え、一人一人が森林環境について考える機会を作ってまいります。
また、先月24日には、「株式会社はくばく」様と「日本トイレ研究所」様による、「麦ごはんでスッキリ教室」を須玉小学校で実施しました。
この授業は、本市と「株式会社はくばく」様との協定に基づく事業として実施し、学校給食で提供されている麦ごはんを通じて、食物繊維の役割や、食事と排泄のつながり等について、楽しく学ぶことを目的に行われたものであります。
今後も、企業と連携しながら、食の大切さを子ども達に伝える取組を進めてまいります。
アジア諸国へのトップセールス
10月8日から12日までの5日間、ベトナム社会主義共和国にてトップセールスを行い、政府機関や自治体などを訪問いたしました。
「ホーチミン在ベトナム日本国領事館」及び「ハノイ日本国大使館広報文化センター」において、「ジェトロ山梨」、「甲府商工会議所」などと連携した「やまなし観光・物産プロモーション」を実施したところであります。
この催しでは、政府関係者、旅行会社、メディアなど、延べ200人を超える招待客が参加する中、本市の特産品の紹介や観光地としての認知度の向上を図ったところであります。
外国人労働者の受入れについては、日本に「技能実習生」を多数派遣している「国防工業経済技術総合会社」様と「観光・製造・建設・介護などの分野の人材協力に関する覚書」を締結しました。
今月13日には、覚書に基づく、市内事業者向けの説明会を予定しておりますので、今後も人材不足解消に向けて、ベトナムの企業と連携して取り組んでまいります。
また、台湾からの誘客については、10月1日に「台湾台中市政府観光旅遊局」及び「台中市国際観光発展協会」と締結した「観光友好交流の促進協定」に基づき、台中市から関係者を招き、本市の観光資源を知ってもらうためのモニターツアーを実施いたしました。
ツアーでは、清里や台ヶ原宿などを訪問するとともに、台湾でも盛んなサイクルツーリズム誘致のため、サイクルイベントの「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」などを見学していただきました。
今後も継続的に協力関係を築き、両市の交流を拡大させ、台中市内での認知度を高めるなど、本市への観光誘客となる取組を実施してまいります。
大泉町における外資系ホテル進出に伴う連携
大泉町にあります「ロイヤルホテル八ヶ岳」様が、フランス共和国の「アコーグループ」様の傘下に入り、「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」として、来年4月にオープンすることとなりました。
市では、世界的なネットワークを持つ「アコーグループ」様との連携を強化し、本市でしかできない、上質な体験コンテンツとして、本市の食やお酒など、地域に根ざした取組を推進し、長期滞在や域内周遊を促してまいりたいと考えております。
姉妹都市との国際交流
姉妹都市である大韓民国京畿道抱川市から、市制施行20周年に招かれ、10月13日から15日の日程で訪問してまいりました。
抱川市では、市の最大のイベントであります「ススキ祭り」や「高麗人参祭り」に出席し、市制施行20周年及び姉妹都市締結20周年をお祝いしたほか、中学生交流事業の再開についても確認したところであります。
また、10月10日から16日には、米国ケンタッキー州マディソン郡訪問団が、4年ぶりに本市を訪れました。
訪問団の皆様は、市役所を始め、須玉保育園や甲陵高等学校などを訪問したほか、「清泉寮収穫感謝祭」にも参加し、多くの市民と交流しました。
さらに、甲陵高等学校では、昨年度姉妹校となった「イースタンケンタッキー大学付属モデル・ラボラトリー高校」などから、18名の短期留学生の受入れを行いました。
留学生は、ホームステイをしながら、学校での授業や県内外への研修旅行に参加し、甲陵高校の生徒と時間を共にすることで、友情を深めたところであります。
今秋のイベント
この秋も、北杜の秋を代表するイベントや、これまで中止としていたイベントなどを再開し、市内外の多くの皆様に楽しんでいただきました。
10月22日には、「ほくと馬のまち祭り2023」が開催され、信玄棒道ウォークの他、ホースショーでは、ウエスタン馬術や馬場馬術、流鏑馬が披露され、その勇壮な姿は、多くの観客を魅了しました。
また、先月3日の「北杜市浅尾ダイコン祭り」では、山梨ローカルインフルエンサーのMomoka様を「ほくとインフルエンサー」の第2号として登録しました。
SNSを中心に、北杜市の魅力が多くの方に伝わるよう期待するところであります。
ワインツーリズム
市の豊かな自然環境の下、個性あふれるワインやワイナリーをPRし、販路拡大や誘客を促進するため、市では、本年度、ぶどうの収穫体験や地元食材の魅力の詰まった食事など、観光及び宿泊を含めた一連の旅行プランの造成を進めております。
10月11日、12日には、メディア向けのツアーを実施し、旅行やワイン関連のメディアやインフルエンサーの方々を招いて、旅行プランを体験していただいたところであります。
参加者からは、山梨の新たなワインの生産地として北杜市を知ることができたといった感想や、ソムリエの解説付きでナチュラルワインを楽しめる体験に関心が高まったといった声をいただいたところであります。
今後は、造成されたプランを旅行会社に提案し、より多くの皆様に市内でワインを楽しんでいただけるようPRに努めてまいります。
企業誘致
本市の強みを活かした産業を創出するため、昨年度から専門の担当を設置したところであり、次世代産業や成長産業を中心に、新たに投資する意向のある企業や、工場用地を探す企業に対して、丁寧な対応に努めているところであります。
本年は8件が確定しており、また、現在、10件程度の企業から声を掛けていただいている状況でありますので、今後、市内への投資が実現するよう、企業との緊密な連絡を取りながら、関係機関と連携するなど支援してまいります。
そのほか、ワイナリーや農業についても、希望される企業等の意向に沿った支援に、引き続き取り組んでまいります。
縄文文化PR動画制作
日本遺産に認定されている市内の縄文文化、及び梅之木遺跡体感プログラムの魅力を発信するため、PR動画を制作いたしました。
本年の信玄公祭りで、山本勘助役を演じて話題となりました俳優の白須慶子様に御出演いただき、史跡や考古資料の案内、土器づくりや縄文ジビエ料理などの体験を通して、市内の縄文文化及び梅之木遺跡体感プログラムを、魅力的に紹介する動画となっております。
現在、このPR動画は、市の公式YouTubeで公開しております。
今後は、SNS等での発信、各種イベントや各施設での放映を通じて、市内の縄文文化の素晴らしさを国内及び世界へ発信し、市の魅力を高めてまいります。
米・食味コンクール
来年度、本市で開催予定の「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」は、「米・食味鑑定士協会」と開催自治体が主催となり開催するもので、台湾、韓国、中国など海外からの出品を含めて、5千検体を超える出品がある世界最大規模の米のコンクールであります。
市内においては、過去2年間「名水の里米食味コンクール in 北杜」として「北杜市フードバレー協議会」の主催で行ってまいりましたが、来年度の「第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の開催に向けて、市が主体となり、県や「北杜市商工会」などの各種団体で構成する実行委員会を立ち上げたところであります。
実行委員会では、今月16日に開催する「第3回名水の里米食味コンクール in 北杜」を、来年度の本大会に向けたプレ大会と位置付け実施します。
今月1日、2日には、新潟県津南町で国際大会が開催され、次期開催地として、私も「大会引継ぎ式」に出席し、来年度の開催地として、本市のPRを行ってまいりました。
来年度の国際大会が盛大に開催されるよう、関係者の皆様と共に準備を進めてまいります。
森林環境教育及び整備
7月1日には、「東京都小金井市教育委員会」様、「念場ヶ原山恩賜林保護財産区」様、「山梨県立北杜高等学校」様、及び「一般社団法人東京学芸大学Explayground推進機構」様と森林環境教育の推進を目的とした森林体験活動に関する協定を締結しました。
これまでも、小金井市の児童を対象として、清里地内の財産区の管理地及び北杜高校の学校林において、森林環境教育が行われてきましたが、今回、改めて協定を締結することにより、小金井市の全ての公立校を対象とすることになりました。
都内の子ども達に、北杜の森の中で、森林の保全や機能を学んでいただくことは、本市に関心を持っていただける良い機会だと考えますので、今後も、一層の連携を図ってまいります。
また、先月21日、「三菱地所ホーム株式会社」様、「金ヶ岳山外二字恩賜林保護財産区」様、「有限会社藤原造林」様と森林整備に関する協定を締結しました。
この協定では、須玉町江草地内の約2ヘクタールの森林を整備する内容で、社員の方が植林や下草刈りなどを行うこととしております。
こうした、本市の恵まれた森を、様々な関係者の御協力をいただきながら、保全し、活用していく取組を、今後も推進してまいります。
DXの推進
先月1日から、マイナンバーカードに対応した「証明書自動交付機」を本庁舎に導入し、運用を開始いたしました。
これにより、市民が申請書に必要事項を書かずに、証明書を交付できることから、市民の記入負担が軽減し、手続き時間の短縮が図られているところであります。
また、市への問い合わせにAIを活用して自動的に応答する「AIチャットボット」の導入については、業者選定が完了し、来年4月の稼働に向けて準備を進めているところであります。
チャットボットは、市のホームページ及び公式LINEアカウントにおいて御利用いただけることを想定しておりますので、利用者の皆様に御満足いただけるよう、応答内容の精度向上を図ってまいります。
なお、市職員の業務効率の改善を図るため、庁内向けにもチャットボットを活用する予定であります。
さらに、市立保育園においては、保護者の利便性の向上や、現場で働く保育士の業務負担軽減のため、保育業務支援システム「コドモン」の導入を進めております。
先月から一部の保育園において試験運用を始めており、今月中には全ての園で運用を開始する予定であります。
今後、本市のDXを更に進めるため、窓口での各種申請のデジタル化や、LINEを利用して多様な申込みを可能とする「スマート窓口」の導入などについて、「デジタル田園都市国家構想交付金」への申請準備を進めているところでありますので、全庁を挙げて、行政サービスの向上や業務効率化の取組を加速してまいります。