アライグマとは
アライグマは北中米原産で特定外来生物に指定されています。
高い侵略性を有する外来生物であり、生態系への悪影響や農林水産業への大きな被害をもたらす性質を持っており、生態系や農林水産業への被害防止・低減のため、積極的な防除を推進する必要があります。
また、可愛らしい見た目ですが、むやみに近づくと噛みつかれたり、引っかかれたりする恐れがあり、感染症を媒介するおそれもあります。

【環境省提供】
アライグマやアライグマに似た動物の特徴
【出典:環境省 アライグマ防除の手引き】
| アライグマ | タヌキ | アナグマ | ハクビシン |
|---|---|---|---|
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| ・尾は長く(20~41センチメートル程度)、リング状の縞模様。 ・眉間に黒い筋、目の周りのマスク模様は大きい。 ・足跡は5本の指がはっきりわかれ、人の手に似る。 ・踵まで地面につけて歩く。 ・全体的に白っぽい。 ・足は白い部分が多い。 ・ヒゲは白く目立つ。 ・耳は大きく白い縁取り。 |
・尾は短く(20センチメートル以下)、縞模様はない。 ・つま先だけ地面につけて歩き、花模様に似た足跡。 ・全体的に茶色っぽい。 ・足はほぼ全体が黒い。 ・ヒゲは黒く目立たない。 ・耳は丸い。 |
・目の周りのマスク模様は鼻から耳に向けて細長く、鼻筋は白っぽい。 ・ずんぐりとした丸っこい体形で、足は短い。 ・顔は鼻づらにかけて細長い。 ・顔から上半身にかけ白っぽい。 ・足は黒い部分が多い。 ・尾は覆われ短くて太く、長い毛に覆われ、縞模様は無い。 ・耳は小さく、目立たない。 |
・顔の中央に白い線がある。 ・尾は長く、縞模様は無い。 ・足は短く、体全体が細長い。 ・アライグマに比べ体は小さい。 ・足は黒っぽい部分が多い。 ・顔の大きさに比べて耳は大きい。 |
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足跡の図は、農林水産省生産局発行「野生鳥獣被害防止マニュアル −特定外来生物編− 」より引用
アライグマによる被害防止のために
庭木や家庭菜園の果実などエサになるものを残したままにしないようにすることや、ペットのエサの食べ残し、お墓の供え物などを野外に放置しないよう管理することが大切です。
家屋の破損箇所などは塞いでおくことでアライグマの侵入を防ぐことができます。
見かけたり、被害にあった場合
アライグマは特定外来生物ではありますが、無断で捕獲することは法律で禁止されています。
見かけたり、庭木の果実を食べられるなど、アライグマなどによる被害があった場合、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)に基づき、捕獲の手続きが必要になります。捕獲檻(箱罠)の貸出も行っておりますが、数量、貸出期間などに限りがあります。詳しくは林政課までお問い合わせください。







