北杜市における太陽光発電設備の設置等にあたって

太陽光発電設備と豊かな自然環境及び美しい景観並びに市民の安全・安心な生活環境の調和を図り、魅力ある地域社会の実現を目的として、本市では令和元年(2019)10月1日より北杜市太陽光発電設備と自然環境の調和に関する条例（以下、「本条例」）を施行しています。

このため、本市において、太陽光発電設備を設置しようとするときは、本条例の許可若しくは、、令和3（2021）年10月1日に施行した「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例」（以下「県条例」）の許可が必要となります。

※関係法令の適用を受ける場合は当該関係法令に基づく手続のほか、事業用太陽光発電設備の設置については、「北杜市景観条例」に基づく景観計画区域内行為の届出が必要です。（本条例の許可申請と北杜市景観条例の届出はセットになり、県条例の適用案件の場合であっても必ず提出していただきます。）

※本条例施行前（令和元年10月1日以前）に設置された設備についてはこちらの指導要綱を参照。

本条例の概要
項目	内容
設備の適用対象及び設置の許可	発電出力10kW以上又は太陽電池の合計出力10kW以上の太陽光発電設備を設置するときは、許可が必要です（建築物の屋根又は屋上に設置するものは除きます）。ただし、県条例に基づき山梨県知事の許可を受ける場合は、市の許可を受ける必要はありません。この場合においても、市の許可の基準に適合することが必要です。
地域住民等への説明会	許可申請前に事業計画の周知のための標識の設置が必要です。また、行政区長や事業区域境界線からの水平距離が100m以内の範囲に土地や建物を所有する方及び居住する方への地域説明会が必要です。
許可の基準	太陽電池モジュールの高さは、地盤面から最上部まで2m以下にすること（営農型は除きます）。太陽電池モジュールと隣地境界の距離は最低1m以上の距離を確保し、太陽電池モジュールの最上部までの高さが1mを超える場合は、その高さと同じ距離以上の離隔を確保すること。周辺地域の自然環境や景観に十分配慮されており、安全・安心な生活環境との調和が図られていること。等
特定区域	特定区域に指定された区域内で事業を行う場合は、許可の申請前に行う地域住民等への周知に係る標識の設置に先立ち、市と協議を行う必要があります。特定区域：土砂災害特別区域（※）、土砂災害警戒区域（※）、砂防指定地（※）、地すべり防止区域（※）、急傾斜地崩壊危険区域（※）、国立公園、国定公園、県立自然公園、保安林、自然環境保全地区、自然記念物、農地及び採草放牧地、生息地等保護区、鳥獣保護区特別保護地区、県条例第7条第1号に掲げる区域（※） ※県条例第7条に規定する「設置規制区域」・・・県条例の適用となる区域
罰則等	維持管理不完全や基準に適合していないときなどは、国への情報提供、氏名等の公表や許可の取り消し、また、無許可で設置したときなどは、5万円以下の罰金などが科されます。