北杜市の産業
北杜市は県内で最大の水田面積を有する水稲を主作物とする地域ですが、転作や耕作者の高齢化により、耕作地の減少傾向が続いている。これに反して第3次産業であるサービス業を中心に増加が続いている。
産業別の就業人口は、減少を続けてきた第1次産業は平成17年に増加に転じましたが、第2次産業は平成2年の8,769人をピークに減少が続いています。また、第3次産業は増加を続けており、産業のソフト化・サービス化が進んでいるといえます。
そば畑と八ヶ岳 | 軒下の枯露柿干し | 農林48号(武川米) |
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農業
基幹作物:米、そば、野菜(ダイコン、長いも、レタス、トマト、花豆など)。果樹(ぶどう、うめ、りんご、さくらんぼ、ブルーベリー、なし、いちご他)、酪農
商工業
- 卸小売、飲食店数:861
- 製造業事業所数:255
- 代表的な製造品目:半導体関連製造、バルブ製造、磁器ディスク、食料品製造(水、ジュース、日本酒、ウィスキー、和菓子)
- 建設事業所数:353
北杜市の特産品
浅尾ダイコン:明野町
北杜市明野町の浅尾地区を中心に生産されるダイコンです。恵まれた日照によりからみと甘みバランスがほどよいダイコンで非常に人気があります。
リンゴ:須玉町
北杜市須玉町の特に津金地区にリンゴ園が多く、つがる、富士などの品種が栽培されています。糖度が高く、蜜を多く含んでいます。
トマト:高根町
昼夜の大きな温度差により着色がよく、より良い品種の鮮度の高いトマト(桃太郎)が生産されています。
ブルーベリー:長坂町
長坂町では、以前からブルーベリーの生産を行っている農家がおり、その農家を中心に平成9年、長坂町ブルーベリー組合を設立した。ブルーベリーに含まれるアントシアニンの機能性が注目されていたことや気象条件・土壌条件を生かし、高品質かつ、大粒のブルーベリーを生産している。
そば(蕎麦):大泉町
北杜市大泉町では平成8年の水田転作奨励作物として「そば」の作付けをはじめました。品種は「信濃1号」であり、高冷地に適した秋そばの栽培を行っています。販売は、市内消費がほとんどで、「そば処いずみ」「そば打ち体験館」などに利用しています。寒暖の差、おいしい湧水が多いこと、また、日照時間の長いことから、おいしいそばが生産されています。
枯露柿(干し柿):小淵沢町
土作りから丹精こめて植えた105本の柿の木は、まだまだ柿の収穫量は少ないですが、下笹尾地区に最適な柿の品種「甲州丸」の枯露柿を特産品として盛り上げていき、将来的には地域の潤いに繋がるようにと始められたものです。
白州米:白州町
武川町と同じく花崗岩質の砂質壌土で、米作りに非常に適しています。この良質な米と名水を誇る白州町では、酒作りも行われています。
武川米:武川町
北杜市武川町の河川流域は、花崗岩質の砂質壌土で、大武川、小武川、黒沢川などの流域は米作りに非常に適しています。そこで栽培されている「農林48号」(通称よんぱち)は食味、艶、粘り、香り、いずれをとっても全国のブランド米をしのぐにもかかわらず、病気に弱く収穫量も少ないため、市場に出回ることがなく、いつしか「幻の米」と呼ばれるようになりました。100%武川産の「農林48号」と「こしひかり」は、北杜市武川町内だけで限定販売されています。
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