北杜市マイクロ水力発電所について
北杜市では再生可能エネルギーの推進とゼロカーボンシティの実現を図るため、水道施設に小型の発電機を設置し、マイクロ水力発電事業に取り組んでいます。
(令和2年11月17日から試運転開始、令和3年1月14日から本格稼働)
〈水道を使った発電のメリット> <水道を使った発電のデメリット> |
このマイクロ水力発電は、浄水場と配水池の水位差を利用し、水道管を流れる水をそのまま発電に利用する「流れ込み式」で、発電時にほとんど二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーです。
また、既存の施設内に発電設備を設置することから、新たな建物等の建設の必要がなく、景観面や河川流量面への影響もありません。
水道管を流れる水をそのまま発電に利用していることから、定期水質検査により、すべての項目において水道法に基づく水質基準に適合していることを確認しており、これまでの運用により、安全な水道水を安定供給する水道事業に支障はなく、安定な発電運転を確認しています。
小水力発電について厳密な定義はありませんので、日本国内では10,000kW~30,000kW以下を「中小水力発電」と呼ぶことが多く、1,000kW以下の水力発電を総称して「小水力発電」と呼ぶこともあります。一般的に、出力が1,000~10,000kW規模の水力発電を「小水力」、100~1,000kWを「ミニ水力」、100kW以下を「マイクロ水力」と区分されており、本市の水力発電の出力は19.9kWであることから「マイクロ水力」に該当し非常に小型の発電設備で、年間約60,000kWh〜90,000kWhを発電しています。
水車形式:縦型インラインポンプ逆転水車 |
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峡北地域広域水道企業団須玉第二減圧槽施設位置図 峡北地域広域水道企業団須玉第二減圧槽施設外観
システム本体まわり システム本体