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北杜市公共施設個別施設計画の策定について

 もくじ

 1.北杜市公共施設個別施設計画を策定しました(令和6年3月)

 2.公共施設等総合管理計画等検討委員会での検討と提言

 3.個別計画策定に係るパブリックコメントの実施

 4.市民アンケート「これからの北杜市の公共施設について」の実施

 5.みんなで考えよう わたしたちの施設「これからの公共施設について」(公共施設を取り巻く現状と課題)

 6.公共施設個別施設計画策定の背景と目的

 7.北杜市公共施設等総合管理計画について

 8.新・行政改革大綱における基本方針

北杜市公共施設個別施設計画を策定しました(令和6年3月)

北杜市公共施設個別施設計画

(全体版)北杜市公共施設個別施設計画(R6.3月)(PDF 12.7MB)

(概要版)北杜市公共施設個別施設計画(R6.3月)(PDF 2.06MB)

計画の位置付け

  • 本計画は、国の「インフラ長寿命化基本計画」で掲げられている個別施設計画として位置付けられるものであり、本市においては、北杜市公共施設等総合管理計画(以下、「総合管理計画」という。)で掲げる目標や方針、数値目標の実現を図るための「個別施設における具体的な検討時期や今後の方向性を示す計画」として位置付けます。なお、インフラ施設については、各省庁が示すガイドライン等に基づき、分野ごとに長寿命化に向けた取組を進めていきます。

計画の期間

  • 計画期間は、総合管理計画の最終年度に合わせ、令和33(2051)年度までとしますが、今後の施設の方向性に関する具体計画を長期の視点で策定することは、不確定な事項も存在し、明確な方向性を示すことが困難な施設が発生することも懸念されます。そのため、本計画では、計画期間を第1期から第3期に分割して、期別ごとに個別施設の方向性を示すとともに、各期末の最終年度に進捗状況を検証し、次期計画内容の見直しを行ってまいります。

対象施設

  • 令和5年3月末時点で、本市が所有している公共施設(362施設)を対象とします。また、施設総量は、総合管理計画改訂時点で 408,125.91 ㎡としていますが、改訂以降に、施設の新規整備や小学校の統合、老朽化した市営住宅の除却等を行っていることから、数値に変化が生じています。このため、基準となる施設総量を精査した結果、令和5年3月末時点の施設総量は、409,623.61㎡となっております。なお、道路、橋りょう、上水道及び下水道等のインフラに位置付けられる建築物等については、本計画の対象から除き 、別途、施設所管課で策定した個別施設計画等に基づくものとします。

 

公共施設等総合管理計画等検討委員会での検討と提言

  • 北杜市公共施設等総合管理計画等検討委員会は、「北杜市公共施設等総合管理計画等検討委員会設置要綱」に基づき設置された機関であり、「公共施設個別施設計画」についての検討を令和4年度から令和5年度にかけて全4回行い、その結果を踏まえて提言をいただきました。

北杜市公共施設個別施設計画策定における提言書 (PDF 211KB)

これまでの公共施設等総合管理計画等検討委員会での検討経緯はこちら

 

個別施設計画策定に係るパブリックコメントの実施

個別施設計画の策定にあたり、北杜市パブリックコメント実施要綱に基づき、計画(素案)に対する市民の皆さまのご意見をパブリックコメントとして募集しました。

  • 募集期間 令和5年12月20日~令和6年1月26日
  • 提出者  43名

 

皆さまからいただいたご意見については、項目ごとに整理するとともに、それに対する市の考え方について取りまとめました。

北杜市公共施設個別施設計画(素案)に関するパブリックコメント募集の結果 (PDF 961KB)

パブリックコメントに関する詳細ページはこちら

 

市民アンケート「これからの北杜市の公共施設について」の実施

個別施設の適正なあり方や将来の方向性を示す個別施設計画の策定にあたり、広く市民の皆さまから今後の公共施設のあり方に関するご意見を伺い、参考とするためアンケート調査を実施しました。

  • 実施期間:令和5年5月15日から令和5年5月31日まで(6月30日回収分まで有効票として集計)
  • 抽出方法:住民基本台帳より層化無作為抽出
  • 対象者:市内在住の18歳以上の市民3,000人
  • 調査方法:郵送による配布/郵送による回収(Webアンケートフォーム併用)
  • 回答者数:1,347人
  • 回収率:44.9%

 

市民アンケートの結果については、次の報告書のとおりです。

市民アンケート調査結果(概要版) (PDF 2.22MB)

市民アンケート調査結果 (PDF 5.57MB)

市民アンケート調査に関する詳細についてはこちら

 

みんなで考えよう わたしたちの施設(公共施設を取り巻く現状と課題)

みんなで考えよう わたしたちの施設「これからの公共施設について」(PDF 702KB)

  • 本市の市民一人当たりの施設の延床面積は、県内他市と比べて2倍以上を有しており、多くの類似施設を抱えている現状です。多くの公共施設は、近い将来、一斉に更新時期を迎えることになりますが、今後、厳しい財政状況が予想される中で、既存の公共施設をすべて維持していくことは、極めて困難となることが見込まれます。これらの課題を解決していくため、私たちは、これまでの「あれも、これも」の発想から転換し、本当に必要な施設を見極めながら、効率的に利用できるよう、複合化や統廃合といった「再編」を進めていくことが求められています。このような状況の中、個々の施設の適正なあり方や将来の方向性を示す「北杜市公共施設個別施設計画」を策定します。市民の皆さまとともに、本当に必要な施設を見極めながら、効率的に施設を利用できるよう、施設の複合化や統廃合など再編を進めていきたいと考えています。

詳細についてのページはこちら

どれくらいの公共施設がある?

  • 施設数 362施設
  • 延床面積 40万8,125.91平方メートル
  • 市民1人当たりの延床面積 9.09㎡(県内平均の約2.1倍であり、県内1位)(人口同規模市平均の約1.6倍

 

施設分類別保有量.jpg

公共施設の老朽化はどれくらい進んでいる?

  • 本市の公共施設の多くは、平成7年から合併直前の平成16年にかけて集中的に整備され、比較的新しい建物を有している特徴がありましたが、合併から20年が経過し、一般的に大規模改修の目安となる築30年以上経過した施設の割合は、現時点で全体の約4割に達しており、10年後には約8割、20年後には9割以上に増加していきます。

老朽化の状況.jpg

 公共施設の改修や建替えには、どれくらいの費用が必要?

  • 本市が、保有しているすべての公共施設を改修・建替えするための費用は、今後30年間で約1,112億円(一年あたり約37億円)が必要であると試算しました。直近10年間における公共施設の整備・改修費用は、一年あたり17億1,000万円であるため、約2.2倍の費用が必要になります。

今後の人口や財政状況はどうなる?

人口と年齢構成

  • 本市の人口は減少傾向にあり、令和22(2040)年には約3万4000人まで減少することが見込まれています。人口減少と少子高齢化が進行することで、令和12(2030)年以降、老年人口(65歳以上)が生産年齢人口(15歳から64歳)を逆転し、高齢化率は50%を超えるとされています。

人口減少.jpg

財政状況

  • 地方交付税の削減や、人口減少と少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少による税収減により、さらに厳しい財政状況となることが見込まれます。

なぜ公共施設の見直しが必要か?

  • 今後、人口減少と少子高齢化の進行による市税等の減収など厳しい財政状況が予想される中で、すべての公共施設を現在と同じ規模で維持していくことは極めて困難です。本市の公共施設の多くは合併前に整備されているため、目的が類似する施設が多く存在しており、施設の複合化や統廃合など再編を積極的に進め、公共施設の最適化を図る必要があります。そこで、本市ではインフラを含む全ての公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進していくため、令和4年3月に「北杜市公共施設等総合管理計画」を改訂し、公共施設等の管理に関する目標を示しました。

個々の公共施設をどのように見直す?

  • 個々の施設の適正な「あり方」や「方向性」を示す「北杜市公共施設個別施設計画」を令和5年度に策定します。計画期間は、公共施設総合管理計画の計画期間である令和33年度(2051年)までの28年間とします。現状の公共サービスを維持しつつ、「類似機能共有化」「複合化・多機能化」などの方策を実施し、公共施設の総量を縮減していきます。
  • 個別施設ごとの劣化状況や維持管理費、費用対効果、利用状況などを総合的に勘案し、施設の分類ごとに今後の対応方針を定めます。施設の分類ごとに定めた方針に基づき、個別施設ごとの「方向性」を決定していきます。

今後の公共施設を市民と一緒に考える

  • 人口減少や人口構成の変化、デジタル化社会が進むことにより市民が利用する施設や利用形態に変化があることも予想されます。多くの施設を保有する本市において、施設数の最適化を図るためには、時間をかけて市民の皆さまのご意見をお聞きしていく必要があります。このため、計画ではすべての個別施設の方針を決定するものではなく、現時点での「たたき台」となる施設の「方向性」に基づき、関係者と協議を行うために長期スパンの計画とします。
  • 市民の皆さまからアンケート調査やパブリックコメント等を通じてご意見をいただき、計画策定の参考とします。施設総量縮減にあたっては、市民ニーズに合った施設機能の確保、サービス水準の維持、市民生活への影響などを十分考慮した上で、検討を進めていきます。

 

公共施設個別施設計画策定の背景と目的

  • 令和4年3月に改訂した「北杜市公共施設等総合管理計画」に基づいて策定する「北杜市公共施設個別施設計画」は 、 持続可能で魅力あるまちづくりに向け、 総合管理計画で掲げた目標の具現化を図るため、公共施設の最適配置と財政状況を考慮した対策費用の平準化を進めていくにあたり、基本方針や個別施設の方向性、年次計画を定めることを目的とするものであり、今後は本計画に基づき、市民サービスの質や利便性の向上を目指す中で取組を推進していくこととします 。本市では、令和4年度から令和5年度にかけて「北杜市公共施設個別施設計画」の策定を行うこととしました。

 

北杜市公共施設等総合管理計画について

  • 平成26年4月、総務省からの「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」を受けて、インフラを含む全ての公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進することを目的に、平成29年3月に「北杜市公共施設等総合管理計画」を策定しました。その後、平成30年2月に総務省から、個別施設ごとの具体の対応方針を定める計画として「個別施設計画」を策定し、総合管理計画に個別施設計画の記載内容等を反映させるよう指針の改訂が示されるとともに、 令和3年1月には、「総合管理計画の見直しに当たっての留意事項」に関する通知があったことを受け、令和4年3月に「北杜市公共施設等総合管理計画」の改訂を行いました。
  • 計画期間は、令和4年度から令和33年度までの30年間としています。
  • 対象となる公共施設は、令和2年度末時点で市が保有する公共施設とし、全施設の合計は362施設408,125.91 ㎡、対象となるインフラは、市道等は総延長 1 ,870 2 km 、橋りょうは631橋、トンネルは7か所、上水道、下水道に関する諸施設としています。

計画の目標

公共施設

  • 計画期間の満了する令和33 年度までに、公共施設の保有量(延床面積)を40%程度縮減する
  • 類似施設の統廃合や複合化、地域や民間への譲渡を進める
  • 更新等に係る財源確保のための取組を進める

インフラ

  • 施設の長寿命化や維持管理の見直しによるコスト削減を図る

北杜市公共施設等総合管理計画についての詳細はこちら

 

新・行政改革大綱における基本方針

  • 令和4年3月に策定した「新・行政改革大綱」は、本市の行政運営を合理的・計画的に執行するための指針であり、最上位計画である総合計画の推進を下支えし、関連計画等との調整機能を果たすもので、行政改革の柱の一つに「公共施設保有量の最適化」を掲げています。

新・行政改革大綱 (PDF 5.03MB)

行革の柱1 公共施設保有量の最適化(「新・行政改革大綱」抜粋」

  • 今後、公共施設の維持・修繕費はもとより、更新費用も増大することが見込まれることから、公共サービスの維持・向上のため、「公共施設保有量の最適化」に最優先で取り組みます。

基本方針 公共施設保有量の縮減(「新・行政改革大綱」抜粋)

(縮減目標の見直し)

  • 北杜市公共施設等総合管理計画について、利用需要の変化や統廃合の効果等を明らかにし、「今後30年間に更新時期が到来する施設(義務的施設を除く)に係る延床面積を30%縮減」とする現行計画の目標を、「すべての公共施設(北部ふるさと公苑(し尿処理施設)、北の杜聖苑(火葬場)は除く)に係る延床面積に対して40%程度縮減」に変更します。

(更新のルール化)

  • 公共施設の更新にあたっては、市民ニーズや社会の要請等を長期的な視点から検討し、複合化や多機能化による既存施設の有効活用や公民連携による事業方式に積極的に検討し、保有量の縮減を図ります。
  • 建築後40年以上の公共施設や大きな改修が必要となった施設、耐震安全性が確保できない施設、バリアフリー化ができない施設は、原則、供用廃止を検討します。

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お問い合わせ

北杜未来部 政策推進課

電話:
0551-42-1162
Fax:
0551-42-1127

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